植物に含まれる化学物質が「ファイトケミカル」です。
これが、強い抗酸化作用をもつのですが、では、どうして植物化学物質には抗酸化作用があるのでしょうか。
ヒントは植物の生き方そのものにあります。
植物は太陽の光をいっぱいに受けて、光合成をおこなうことで行きています。
しかし、太陽の光には有用な成分だけでなく、紫外線などの植物にとって有害な成分もふくまれています。
植物は紫外線を浴びることを宿命づけられているので、紫外線の害から実を守るために色素やアクなどの成分をつくり出していると考えられています。
この成分が人間にも有効で、ほとんどのファイトケミカルには活性酸素を無害にしてくれる働きがあり、生活習慣病や老化を防いでくれるのです。
ファイトケミカルには、次のような多くの栄養素に分類することができます。
・赤ワインなどに含まれるアントシアニン、大豆などに含まれるイソフラボン、緑茶などに含まれるカテキンといったポリフェノール類
・ブロッコリーなどに含まれるイソチオシシアネート、カイワレ大根などに含まれるスルフォラファンといったイオウ化合物
・海藻などに含まれるフコイダン、リンゴなどに含まれるペクチンといった糖質関連物質
など。ほかにもいろいろある。
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