足にトラブルのある人は、足がむくみやすい傾向にあります。
逆に、足にむくみがある人ほど、足のトラブルも多いともいえます。
足にトラブルかあるからむくむのか、むくんでいるからトラブルが起こるのか、どちらが先かはわかりません。
しかし、互いに影響し合っていることは間違いありません。
ある会社が10~40代の女性を対象に「足のトラブル」について意識調査を行ったところ、
足にむくみのある人はむくみのない人に比べて、「浮き指」が3.9倍、「扁平足」が2.6倍、「外反母趾」が1.8倍と、足のトラブルに悩んでいることがわかりました。
むくみとは、血液やリンパ液の流れが悪くなって、余計な水分や老廃物がたまった状態をいいます。
心臓から出た血液は全身の細胞に酸素や栄養を供給し。代わりに老廃物や二酸化炭素を回収して心臓に戻ってきます。
この回収を担っているのが、静脈血やリンパ液です。
しかし、地球には重力がありますから、静脈血やリンパ液は下方にたまりやすく、足がむくみやすくなります。
これを心臓へ送り戻しているのが、足の筋肉です。
よく歩けば、足のポンプ機能が働いて、血液もリンパ液の流れもよくなります。
そうすれば、足がむくむこともそれほどありません。
ところが、足にトラブルがあって足を動かさないと、筋肉のポンプ機能もうまく働きません。
また、股関節やひざ関節に問題があれば、血液やリンパ液の流れはさらに悪くなってしまいます。
女性はスカートをはくことが多く、下半身が冷えがちです。
また、足を細く見せるために、細身の靴やパップスで足を締めつけたりしています。
すると、足の血液やリンパ液の流れはさらに悪くなります。
血流か悪いと、足はさらに冷えてむくみやすくなるという、負のスパイラルに陥ってしまいます。
そうした状況が、足によいわけがありません。
足の血流が悪ければ新陳代謝も悪くなります。
足の皮膚が乾燥し、皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)が乱れます。
すると、皮膚の角化が進んで足がガサガサになり、ひび割れやあかぎれを起こします。
爪も皮膚の一部ですから、同じようなことが起こります。
指先まで血液がしっかり流れなければ、爪の新陳代謝も悪くなり、割れやすくなったり、厚くなったりして、爪のトラブルも増えてきます。
日ごろから足がむくまないようにするには、動ける足、歩ける足を維持することです。
よく歩き、足のストレッチなども行って、血液とリンパ液の流れをよくすること。
そして、足のトラブルか起こらないように、毎日のフットケアが大事となってきます。
関連参照:
「むくみ」を知る
ヒザ痛改善する体操
だから、歩くのがいい
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