2015年8月31日月曜日

ドローンの活用広がる

今朝の大手新聞にまた、ドローンの記事が出ていました。行きがかり上簡単に紹介しておきます。

調査会社シード・プランニングによると、ドローンは2015年の16億円から20年には186億円に膨らむ見込みだという。

米調査会社マロスト&サリバンは、世界では2020年に商用ドローンだけで64億ドル(約7750億円)になると予測している。

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ソニーは8月、ロボット開発ベンチャーと新会社「エアロセンス」を設立した。
ヘリコプター型と飛行機型の国産ドローンを開発し、2016年前半からヘリ型のリースを始め、2020年度までに売上高100億円を目指すという。建設・土木現場の測量や作業状況の確認などへの活用を想定しており、同社の谷口恒社長は「すでに国内外からの引き合いは100社を超えた。想像以上だ」と興奮気味に語っている。
 
コマツは2月、ドローンでエ事前の現場を撮影し地面の起伏を3次元データにする測量サービスを始める。
検査に頼っていたインフラ(社会基盤)点検を上空から確認できる技術に取り組む。

・20年東京五輪・パラリンピックのスポンサーであるNECは、五輪で活用できる機種を検討中だという。


日本のドローン研究の第一人者として知られる千葉大の野波健蔵・特別教授らはベンチャー企業を設立し、空撮用や農業用などの国産ドローンを実用化した。福島県では放射線量の測定に活用されている。
     
ドローンという名称が定着して日は浅いか、以前から小型無人機は農業の現場などで活躍している。

ヤマハ発動機は1988年、農薬散布用の機種を発売。日本の水田の約36%で活躍し、国内外で年間約300機が売られているのだ。

・センサー大手のキーエンスは89年、四つのプロペラが付いた120グラムの機種を発売しており、日本は「先進国」といえた。だが、今は日本勢の存在感は薄い。

商用の製品の世界シェア(占有率)は中国メーカーDJI7割を占めるとみられる。
中国勢は急速に発達する通信技術を駆使し、需要拡大の波に乗っている。
国内にスマートフォンの製造拠点が増え、、全地球測位システム(GPS)や電池など、、スマホと共有できる部品を安価に調達しやすくなったことも背景にある。

これに対し、日本のメーカーは「無線操縦機が普及し、自動運転のドローンの取り組みが出遅れた」(関係者)ことが響いた。

米国では、インターネット通信販売とドローンが連携する「物流革命」が現実昧を帯びている。

アマゾン・ドットーコムは、注文から30分以内にドローンが商品を届けるサービスを検討している。
グーグルも宅配用ドローンの開発に取り組むとしている。

技術を持ちながら生かす手だてを講じなければ、日本のドローンは、外国勢に後れをとった太陽光発電やスマホなどと同じ道をたどりかねない。


関連参照:
ドローンとは何か
ドローンの記事2本
http://drone-movie-collection.blogspot.jp/
http://drone-collection-2.blogspot.jp/

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2015年8月28日金曜日

最近のスポーツクラブ事情


高齢化の進展に伴い、大手スポーツクラブの多くは、会員数の過半数が50歳代以上となっている。

経済産業省の産業活動分析(2014年)でも、スポーツクラブ使用料支出全体に占める年代別世帯主の割合は、50歳代以上か84%を占める。

スポーツクラブにとってシニア層は大切な顧客といえ、様々な対応を講じている。


たとえば、
 
●全国に約200店舗ある「コナミスポーツクラブ」は、12年に     60歳以上を対象に「OyZ運動 スクール」を始めた。

週1~2 回の指定日時に、各1時間のプログラムで、下半身の筋力アップや脳の活性化を図る運動を効果的に行っている。現在半数の約100店舗で行われている。

スポーツクラブの入会方法は、営業日の指定時間内ならいつでも行ける「一般会員」というのがが主流。  「シニア層は、運動する日時を決めてしまう方が、長続きしやすい」のだという。

●大都市圏を中心に展開する「東急スポーツオアシス」も、14店舗 で、シニア向けの[はつらつ体づくり教室]などを開いている。

一般の会員か訪れない休館日を利用 したり、専門スタジオを設けたりしているのが特徴で
「若者と一緒だと、気後れしてしまう」というシニアの声を受けての試みであるという。       
 
まだ一般的な重り式のトレーニングマシンだけでなく「油圧式のマシン」を利用できる店舗もある。

けがをした際のリハビリなどでも使われるタイプで、関節への負荷が少なく、無理なく筋力を付けることができる。 

「セントラルスポーツ」も、2013年度から70店舗でシニア向けの運動教室「SASSO(颯爽)」を開始した。

1回1時間、全6回でプログラムを組んでいる。歩行に必要な筋力とバランス感覚を向上させる運動のほか、ゲームやレクレーションなども体験できる。


「ルネサンス」は「膝・腰機能改善水中運動スクール」として、体に負担をかけることなく取り組めるプールでの教室を開催している。

一般会員向けには「ストレッチ」や左右の手足で違う動きをして脳の活性化も促せる「シナプソロジー」と名付けたプログラムなど10~30分の親しみやすい内容もそろえている。

シニア向けの教室に入らず、一般会員となる場合にもシニア向け割引制度を設けているクラブも多い。

ただ、シニア向けプログラムでは運動前後に血圧を測ったり、レッスン中に給水タイムを 設けるなどの配慮がなされているが、一般会貝の場合は自分で体調チェックや水分補給などをする必要がある。

元気なシニアが本当に増えてきた。

「サザエさん時代のおじさん、おばさん」はもういないのである。

関連参照
中高年からの筋肉作り  
転ばぬように、歩き続ける方法
スポーツと栄養と
40歳の不都合な真実 
焦げ・枯れ・錆びと老化
健康ライフのヒント集
スリムさんの感想


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2015年8月26日水曜日

特別養護老人ホームとは?

いきなりですが、老人ホームについて調べてみました。

いわゆる老人ホームといえば、「特別養護老人ホーム」のことなのですが、介護老人福祉施設とも呼ばれ、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設です。

①食事の提供②入浴や排泄などの介護サービス③洗濯や掃除などの生活サービス④健康管理、

といった高齢者支援のすべてを行う。

年金額の少ない人は食費や居住費を減らしてもらえ、亡くなるまで過ごせる。

2000年に介護保険ができ、介護の必要な人は希望すればだれでも申し込みができるようになった。そのため申し込みが殺到し、施設が足りない状況になっています。

入居の対象となる方は、65歳以上で要介護1~5の認定を受け、この2015年4月からは介護の必要性の5段階のうち「要介護」認定が「3」以上でないと、原則申し込みできないことになった。

常に介護が必要な状態で自宅での介護が困難な方ですので、寝たきりや認知症など比較的重度の方、緊急性の高い方の入居が優先となります。

そのため、入居待ちの方が非常に多く、全国の入居待機者数は約40万人とも言われています。
入居までに早くて数ヶ月、長い場合だと10年ほどかかることもあります。

また、「特養」の特徴として、公的な施設のため低料金で利用できますが、個室ではなく相部屋になることが多く、民間の老人ホームほどサービスが充実していない面もあります。


ほかに民間の企業によって運営されている「有料老人ホーム」がある。

お金に心配のないひとが主に入居している。介護付・住宅型・健康型の3つのタイプがある。

関連参照
中高年からの筋肉作り  
転ばぬように、歩き続ける方法
スポーツと栄養と
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2015年8月25日火曜日

ドローンの記事2本

ドローンに関する記事が大手新聞に今日ふたつ出ていた。

それだけドローンが注目されている証拠なのかも知れない。

ひとつ目は、「ソニーがドローン事業に参入した」という記事。
 
ソニーの子会社とロボット開発会社「ZMP」(東京)の合弁会社が機体を開発し、2016年前半にも企業向けにリースや測量などのサービスを始めるというのだ。


ヘリコプター型と飛行機型のドローンはすでに開発済みで、2015年度中にヘリ型を約100台生産するようだ。


試験中の飛行機型は、垂直方向に離陸した後、最大時速170kmで飛行でき、2016年度中の実用化を目指す。

ヘリコプター型と飛行機型はともに建築・土木の現場などで使われることを想定しており、2020年度までに売上高100億円を達成したい考えだ。 

画像や通信の技術が得意なソニーと、自動車の自動運転技術などを手がけてきたZMPの技術を
融合させ、離陸から撮影、着陸一までを全て自動で行えるドローンの商品化を進める、としている。



もうひとつは、無人航空機を専門に扱う中立的、非営利の社団法人の副理事長という人がドローンの運用が、どうあるべきか論じていた。

それによれば、

・ドローンの操縦方法はメーカーや機種によってさまざまである
・目的によって要求される技能が異なる。具体的には測量と行方不明者の捜索では必要な操縦技能は違ってくる

あらゆる機種を操縦できる技術を教えるのも極めて難しいので、「安全管理者」の資格創設をすべきである、としています。

さらに、
・ドローンの飛行目的がビジネスか趣味かの区分けは現実的ではない
・機体のサイズや形状、材質などによる区分けの方が合理的だ

また、飛行区域などを法的に規制しただけで、ドローンの安全性が確保されたわけではなく、
適切な仕組みとその運用も必要である、としている。

ドローンを扱う側の安全意識の向上が大事だというのである。

詳しくは新聞をお読み頂きたいが、さまざな問題があるにしても、ドローンの有効活用は現実の問題となってきているのだ。


関連参照:
ドローンとは何か
ドローンの記事2本
http://drone-movie-collection.blogspot.jp/

2015年8月23日日曜日

「体組成計」と「歩数計」と健康長寿

「―日5分の筋トレ」と「1週間で5万6000歩のウォーキング」。これが運動の必要最低限のラインです。

この両方をずっと続けていれば、いつまでも健康で若々しい体をキープでき、長きにわたって充実した人生を送ることができるのではないでしょうか。

ところで、このふたつの運動を継続していくためには、絶対に必須となるアイテムがあります。

それが「体組成計」と「歩数計」です。

体組成計は筋肉量がどれくらいアップしたかを測るため、歩数計は日々の歩数や週間トータルの歩数をチェックするために必要不可欠です。

体組成計は「筋肉量が測れる機能」がついたものでないといけません。

歩数計の方はお好みで選んで構いませんが「1週間の戸たる歩数」や「1週間の平均歩数」をチェック出来る機能がついたもの便利です。

いずれも街の電気屋さんや家電量販店などでリーズナブルなお値段で入手することが出来ます。

このふたつの測定アイテムがなければ、「健康管理は始まらない」とさえ言えるかも知れません。

裏返して言えば、それくらい健康管理に重要な役割を果たすモノたちであるということです。

運動やトレーニッグには、自分の成果やコンディションを定期的に測定して記録することが不可欠なのです。


かんばった成果が数値として目の前に表れるからこそ、

・「この数字をもつとよくしたい」
・「もっと上のランクを目指したい」

といった意欲が湧いてくるわけです。

それは、ダイエットでも同じです。

たとえば、体重計の針が指す目盛りが昨日よりも昨日よりも1gでも減っていれば俄然がんばる気になってくるでしょうし、逆に目盛りが増えているとがっかりしてモチベーションが下がってしまいますよね。

このように、わたしたちのやる気やモチベーションには、「測定する」「記録する」という行為がとても密接に結びついているのです。
 
筋トレをやった後に体組成計に乗って少しでも筋肉量がふえていれば「やった!一生懸命がんばった甲斐があった」という気持ちになるでしょうし、頑張って歩いた日に歩数計を見て1週間の目標をクリアしているのがわかれば、「よし、いいぞ、明日はもっと歩いてみよう」という気持ちになるでしょう。

体組成計や歩数計は、健康長寿を実現するための「よきパートナー」のようなものです。

さらに、この「ふたりのパートナー」に「血圧計」も加えると、血管や血圧のコンディションも把握でき、内臓疾患のリスクなどもキャッチできるようになります。

そうすればパーフェクトに近い健康管理が可能になるのではないでしょうか。

ですから、これからの長い人生の道のりを、これらの「パートナー」とともに歩んでいくようにしてはどうでしょう。


関連参照
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2015年8月18日火曜日

姿勢を治して若返り

「あの人、急に歳をとったなあ」と感じるのは、どんな時でしょうか?

老眼鏡が必要になったり、入れ歯が多くなったり、シミやシワが増えだしたり、白髪が目立ってきたりと、現象はさまざまでしょうが、全体の印象としてとくに強烈なのは、背中の曲がり方ではないでしょうか。
 

体力年齢を測定する方法はいくつもあります。

日常ふと自覚することとして、缶や瓶のふたが開けにくくなったり、タオルを絞る力が弱くなったり、しゃがんで靴のひもを結ぶのがたいへんになったりします。
 
さらに、歩くスピードか遅くなって若者にどんどん追い抜かれたり、駅やデパートで必ずエスカレーターに乗ったり、電車やバスに乗ったとたん、キョロキョロと空席を探したり…ひょっとして、あなた自身の姿では?
 
筋力トレーニングを毎日実行すれば外見が若々しくなるだけでなく、全身の細胞がイキイキとしてきて、水を与えられた植物のように元気になりますし、「肩がこった」「腰が痛い」とこぼしがちだった毎日を、とても快適に過ごせるようになります。

また、胴体を上下左右にひねり、胴体をひねる動作によって、おなかの筋肉や内臓についた脂肪が燃焼し、徐々に、効率良くスマートな体型になっていきます。
 
足裏の筋肉を軟らかにほぐすマッサージもあります。

これによって全身の体調が良くなり、細胞の新陳代謝が促進されます。

「足裏のツボ刺激」「フットセラピー」などが各地で人気を集めていますが、ふだんケアしにくい足裏をたいせつにすることで、全身が元気になるのです。


関連参照
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2015年8月13日木曜日

血管はエネルギーを筋肉に運ぶ

丈夫な柱、そして柱をしっかりと覆う壁や屋根があれば、とりあえず雨風をしのぎ、寒さや暑さから住む人を守ることはできます。

しかし、どんなに器が立派であったとしても、もしも水道管が錆びていて濁った水しか出てこなかったり、ガス管が脆くてガス漏れがしたり、電気がうまく通っていなかったとしたら、その家はどうでしょう?

水があっても、ガスがあっても、電気があっても、それらが適切に通っていなければ、使うことができません。

水やガスや電気が使えない家など、不便で生活することはできません。
 
骨が柱、筋肉が壁や屋根だとすれば、血管は、水道管やガス管や電気の配線のようなものです。

昨今、メディアでは、血液サラサラ効果を謳った食品がよく取り上げられています。

もちろんそれは大切なことですが、血液がサラサラになったとしても、それを運ぶ血管がボロボロで、どこかが破れていたり詰まっていたりしては、元も子もありません。
 
いくらよい血液が作られたとしても、運搬する道に問題があったら、身体の隅々にまで運ぶことはできません。

若々しくて柔軟な血管でなければ、酸素や栄養が溶け込んだ血液を、必要なところまで十分に届けることはできません。

そこで、血液をサラサラにするだけでなく、血管の若さを保つことがとても大切になってくるのです。
 
また、血管というのは全身につながっているものですから、どこかで滞っていたら、体全体に影響を及ぼしてしまいます。
 
では、血管の柔軟性を保つにはどうすればいいのでしょう?

血管も筋肉ではありますが、骨格筋のように意識的に鍛えて大きくし、働きをよくすることはできません。

しかし、血管を傷つけるとされる危険因子を取り除いていくことは可能です。
 
活性酸素や骨から溶け出て結石化か始まっているカルシウムなど、血管を傷つけるとされる危険因子の存在は明らかになってきています。

つまり、それらの危険因子を取り除いていくことが、血管年齢を若々しく維持することにつながると考えられます。

また、血管の若さを保つためには、血糖値をコントロールすることも重要です。

血糖値が高くなると、どうしても血管が脆くなりますから、普段から血糖値を意識した食生活をし、血糖値が高くならないよう気をつけることが必要となります。

メタボリック症候群が問題視され、ウェストサイズを縮めることが推奨されていますが、実は、お腹まわりの脂肪だけを減らしてもなんの意味もありません。

脂肪が減っても、血管そのものが脆く、動脈硬化を起こしかねない状態だとしたら、根本の問題解決にはならないのです。

動脈硬化にならないようにするには、お腹まわりの脂肪を気にするだけでなく、血管を柔軟に保つことにも注意を払わなければならないということです。
 

関連参照:
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2015年8月8日土曜日

神経は指令を伝達する電気系

神経は、一つにつながっている血管と違い、途切れ途切れになっています。

たとえば、どこかに大きなケガをして、出血が止まらなかったとしたら、全身の血液は抜けてしまい、失血死してしまいます。

けれど、神経の場合は、歯医者さんに行って奥歯の神経を抜いたからといって、他の神経に影響を及ぼすことはありません。

それは、神経が途切れ途切れになっているからなのです。

では、神経はどのような働きをしているのでしょう?
 
私たちが体を動かす場合、まず、脳から「動かしたい」という信号が出ます。

神経は、その信号を通す道の役割をしているのです。

動かすための于不ルギー源を供給するのが血管や筋肉だとしたら、「動かしたい」という信号を伝え、動かすためのスイッチを次々に入れていくのが神経です。
 
さて、血管の場合、その通路を通って酸素と栄養を運ぶ運び屋は赤血球ですが、神経の場場合は神経伝達物質が運び屋の役目を果たしています。

しかし、神経は血管のように一本でつながっていないので、神経伝達物質は伝言ゲームのように、「動かしたい」という信号を次々に渡していくことになります。
 
神経伝達物質は、神経の切れ目のところで、次の神経へと「動かしたい」という伝言をパスし、それをキャッチした神経がまた次の神経へその伝言をパスし、順繰りに送っていきます。
 
たとえば、テーブルの上にあるリンゴを手に取るとしましょう。
まず、視覚がリンゴをとらえ、それが中枢神経に入ってから、リンゴを取るための指令が出されます。

リンゴを取るために、右手を伸ばさなければならないとしたら、「右手を伸ばせ」という信げが、次々に渡されていくわけです。
 
神経にはそれぞれ扉のようなものがついており、扉が次々に開閉することによって信号が伝達されていきます。

このとき、神経と神経の切れ目のところで、扉を開け、隣の神経に信号を飛ばす役目をしているのが、カルシウムです。
 
一方、扉が開いたままでは、神経の伝達物質がこぼれ落ちてしまいます。

そこで伝達物質を受け取ったら扉を閉めて、こぼれ落ちないようにしているのが、マグネシウムです。
 
このように、カルシウムとマグネシウムが神経の扉をタイミングよく開閉してくれることで、手を伸ばすという一連の動きが、滞りなくできるというわけです。


関連参照:
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2015年8月3日月曜日

「最近つまずきやすくなった」は筋肉が発しているSOS

「いつもの道をいつも通りに歩いていただけなのに、歩道の敷石のわずかな段差でつまずいて膝を打ってしまった」

「公園を散歩していたら、本の根っこに足をひっかけて転んでしまった」

「リビングの床に積み重ねた本をひょいっと軽く飛び越えようとしたら、足のつま先がひっかかって大きくバランスを崩した。危うくガラス窓に頭から突っ込んでしまうところだった」
 
「会社の運動会に引っ張り出されて久々に走ったら、足がもつれてぶざまに転んでしまった。ああ恥ずかしい」

こういった経験、おありなのではないでしょうか。

こういうふうに転んだりつまずいたりしたとき、きっと「ああ、今日はなんて運が悪いんだ」とか。」

「ちょっと不注意だったかな」とかと思いますよね。でも、それは違うのです。


転んだのは、まぎれもなく筋肉が落ちてきたせいなのです。

通が悪かったせいでも不注意だったせいでもありません。

たとえ30代、40代でも、身に覚えがあるのであれば十分気をつけたほうがいいでしょう。

そもそも、筋肉量の低下は足腰などの下半身を中心に進みます。上半身と下半身の筋肉減少率を比べると、下半身のほうがなんと1.5倍も大きいのです。

そして、下半身の筋肉量が減ってくると、その影響は少しずつ「歩行能力」に表れてくるようになります。
 
どのように影響か出てくるのか、ちょっと流れを辿ってみましょう。
 
30代、40代は、「自分はまだまだ動ける」と思つているのにもかかわらず、少しずつ体がついてこられなくなって、ギャップに首をかしげる時期です。

典型的なのは、子供の運動会でいいところを見せようとして転んでしまうというパターン。

自覚はなくとも下半身の筋肉量低下は徐々に進んでいて、その分足が上がらなくなっているのです。それで、つまずいたり転んだりするたびに「こんなはずじゃなかったのに」と思い始めるようになります。
 
また、50代、60代になると、筋肉量低下の進行とともに、歩行の力強さや安定感が年々じわじわと低下するようになります。

自分ではいつも通りに歩いているつもりでも、だんだん足が上がらなくなり、徐々に歩幅も縮まって、少しずつ歩行スピードが落ちてくるようになるのです。

これにより、わずかな段差に足をひっかけて転んでししまったり、ちょっとした障害物に足をとられてつまずいたりということも多くなってきます。

 さらに、70代、80代となると、筋肉量の減少がグッと進んで、歩行機能に誰の目にも明らかな衰えが見られるようになってきます。

いちばん多いのは、歩き方が「すり足気味」になるパターンです。

足をほとんど上げず、歩幅を狭くして、すり足をするようにチョコチョコと歩を進めるようになるのです。

筋肉か落ちたために足を上げる力や踏み出す力が衰えて、小刻みに足を出さざるを得なくなってしまうのです。

この「すり足歩き」はとてもつまずきやすく、ちょっとしたことでバランスを崩して転倒してしまいがちです。

転倒時に骨折したのを機に寝たきりになってしまう人も少なくありません。

すり足をするようになったら、もうかなり足腰が弱っていると考えたほうがいいでしょう。
 
「最近、つまずきやすくなった」というのは、じわじわと減り続けている筋肉が発しているSOS信号なのです。

決して甘く見て放っていてはいけないのです。
 
きっと、みなさんのなかにも知らず知らずのうちに歩行能力を落としてしまっている方が少なくないはずです。

ハッとされた方はいまからでも遅くはありません。

筋トレを習慣づけて下半身の筋肉を強化するようにしてください。



関連参照
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2015年8月1日土曜日

ゲノム編集の凄さ-2

ゲノム編集の「ゲノム」とは、生物が持つ全ての遺伝情報のこと。

細胞内のDNA(デオキシリボ核酸)に4種類の「塩基」という化学物質が並ぶ形で書き込まれている。

塩基が「文字」、DNAが「文章」にあたると考えればやわかりやすいかもしれない。

では、ゲノムはどのような仕組みで「編集される」のか?

細長いひものようなDNAを切る「はさみ役」の酵素と、切りたい部分に酵素を導く「案内役」の分子を組み合わせた物質で行うのだという。


DNAを切断した場所に別の塩基が挟まれることで、
遺伝子を壊したり、新しい遺伝子を追加したりできるのだ。



これまでの遺伝子組み替えなどとの違いは農作物や家畜を交配させたり、放射線やウイルスを使ったりして、遺伝子を変えるのが遺伝子組み換えで、交配は何回も行う必要があり時間がかかった。

また、放射線やウイルスを使う方法では、多くの細胞から狙った変化が偶然起きたものを選ぶという方法のため効率が悪かった。


ところがゲノム編集では、ピンポイントで狙いを定め、偶然に頼るという部分が大幅に減るのだ。


ただ、この技術の特許の大半は米国勢がおさえているとされます。

日本がゲノム編集を利用してビジネスに乗り出す際、多額の特許料の支払いを求められるおそれがあるというのだ。


ゲノム編集の凄さ-1


関連参照:
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