2016年8月20日土曜日

なぜ、蚊に刺されるのか?

蚊は夏のやっかいものだ。

屋外で、室内で、どこからともなく飛んできては、刺すのだ。

一体どのようにして人を察知しているのだろうか?

蚊の生態の研究や殺虫剤メーカーへの情報提供などを行っている会社「害虫防除技術研究所」によれば、

「蚊は体温、呼気の一酸化炭素、汗に含まれる乳酸と水分を、触覚や口の部分にある器官などで感じる。皮脂の臭いも蚊を引き寄せます。」

と話しています。


これらの情報を組み合わせて人を感知しているのだ。

「おとりとして、炭酸飲料を置いたり、汗を吸ったタオルをかけたりするだけでは、蚊はだまされません」

また、運動や入浴の後、飲酒時は刺されやすいといいます。

また、血液型がO、B、AB、Aの順で刺されやすいとの研究報告もあるといいますが、因果関係は不明のようです。

日本で人を刺す蚊はシマ模様のあるヒトスジシマカ(ヤブ蚊)と茶褐色のアカイエカ(イエカ)が代表的だ。

ヤブ蚊は草むらや木陰で待ち伏せしている。

朝と夕方に近づいてきた人を刺すのだ。

一方、イエカの方は夕方、窓やドアの隙間などから室内に入るのです。

網戸のほつれや台所の換気口からはいることもあるといいます。

室内に潜み、夜になると刺すことが多い。


人を刺すのはメスだけです。

血を吸って、産卵の栄養源にするためだ。

血を凝固させないために出される唾液によりアレルギー反応か起き、かゆみや腫れを招く。

かゆみや腫れか何日も続く人もいる。

犬や猫を剌すこともある。

剌された時は、流水や氷などで冷やすと、かゆみを防げる。

そのうえで、かゆみ止めや腫れを抑える薬を塗る。
 
蚊は水たまりや、放置されたバケツ、植木鉢の受け皿などにたまった水に産卵する。

一度に50~200個ほど産卵し、10日前後で成虫になる。
 
蚊は病気を媒介する。2014年、国内で発熱や筋肉痛を起こすデング熱が広かった。

中南米を中心にジカウイルス感染症(ジカ熱)も問題になっている。


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