2015年9月12日土曜日

ミカン農家に無人ヘリ。ドローン活用

昨日の読売新聞夕刊に「ミカン農家に無人ヘリ」というタイトルで運搬や農薬散布を無人ヘリが担う試みが紹介されていました。


挑戦したのは「三ヶ日みかん」の産地と知られる浜松市北区三ヶ日町で、農薬散布や収穫後の運搬に小型無人ヘリを活用するテスト飛行がこの11日にも行われるというのです。


静岡県や二輪車製造大手[ヤマハ発動機](静岡県磐田市)などで作る協議会が計画したもの。


農家の高齢化や担い手不足というけ同じ悩みを抱える県外の農家が視察に訪れるなど全国的に注目を集めています。


テスト飛行が予定されている無人ヘリは、全長約2.8メートルで重量約70キロ。

段々畑の平地を「ヘリポート」に仕立て、農家が手摘みしたミカンを詰めたコンテナを機体につるして麓まで運ぶという。

20キロ入りコンテナなら一度に三つのコンテナが運搬可能で、操縦は無人ヘリ販売会社[静岡スカイテツーク](同県袋井市)が担当しています。

 
無人ヘリ登場の背景として、ふたつの要素が紹介されていました。 

1>浜松市や三ヶ日町農協によると、ミカン栽培を営む正組合員(約1600人)の平均年齢は63歳で、傾斜地での運搬や、手作業での農薬散布などは負担が大きく、農家からは「そろそろ引退したい」との声が年々増えているということ。

2>一方、経済産業省が昨年4月、航空機製造事業法施行令を改正したことに伴い、無人ヘリについて機体と荷物の総童量が100キロから150キロに引き上げられたこと。


高齢化や担い手不足は全国の農家にとって共通の悩みで、今年7月、長野市のリンゴ農家の一行が早速視察に訪れていました。
 
今後、計画が実現すれば、全国の中山間地を中心に農薬散布や収穫物の輸送などに活用できるようになるのです。

すこしずつ無人ヘリ、ドローンなどの活躍する舞台が整えられていくようです。


関連参照:
ドローンの時代

1 件のコメント:

  1. はじめまして。
    ドローンを使って、みかんを運ぶことについて興味があります。
    実験等は本格的に行っていますか?

    私は、梅の入ったコンテナをドローンで運べないか研究してます。
    情報交換ができればうれしいです。

    返信削除