男性は毎日のように睾丸(タマ)に触れているでしょうし、居心地の悪いポジションのときは触れて直すこともあります。
特に、10代の若い人にはタマを触って、精巣の大きさをチェックしてみてください。
精巣は楕円形で、長いほうの直径が4センチ以上という基準があります。
4センチ以上あれば、精巣の容積が15Lm以上あるとみなされるため、正常な、あるべき姿の精巣と言えます。
ただし、これが3センチ以下の場合は、ホルモン異常などが疑われます。
中学生、高校生の場合は2次性徴の発達障害が考えられ、大人では男性不妊症の可能性もあります。
病院ではオーキドメーターという、タマの大きさを測るもの差しがあります。
もちろんオーキドメーターを使わなくても、自分で測ることができますから、ぜひ一度チェックしてみてください。
ひとタマのサイズだけでなく、左右のタマを比べて明らかに大きさや硬さに違いがないかも観察してみましょう。
手で触れたときにタマ周辺にしこりがないかもチェックしてください。
もし明らかな左右差があったり、しこりがある場合は、「精巣腫瘍」や「精巣上体炎(副睾丸炎)」の可能性があります。
精巣腫瘍は悪性の腫瘍で、非常に転移しやすいというよろしくない特徴があります。
10~30代の若年男性に多いガンでもあり、早めの受診が大切です。
転移しやすいとはいえ、精巣腫瘍には有効な抗がん剤もあり、完治する人も多いのです。
精巣上体炎は、尿路感染症(尿道炎や前立腺炎、膀胱炎など)などで入った細菌が精巣上体まで逆流して、炎症を起こす病気です。
急性期は激しい痛みと腫れがあり、しこりができます。
炎症は抗生物質で治療できますが、このしこりが残るケースもあります。
残っていても精管を塞いでいなければ問題はありませんが、しこりで精管が閉塞した場合は、無精子症の原因となってしまいます。
タマに触れて、異常を発見した場合は、すぐに泌尿器科を受診してください。
本当はこうした男性器の病気に対する情報も、性教育の一環で教えるべきなのですが、いかんせん男子には誰も教えてくれません。
ダジャレのようで恐縮ですが、たまには触れてタマ(睾丸)のことを知るほかは、教育も情報もない、受け身な状況なのです。
たまにはタマを触ってみよう。
関連参照:
男性不妊の問題
テンガ フリップライト/Tenga
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