東日本大震災以降、自転車で通勤する人が増えたといわれているようです。
自転車に乗ると、意外と遠くまで行けますし、遅延や渋滞などもないため、電車や車よりも早く目的地につける場合もあります。
ただし、自転車はあまりお勧めしません。
以前から「自転車に長時間乗るとEDになる」と言われてきました。
これは股間の血流が圧迫によって悪くなるため、あるいはペニスヘの血管が損傷する可能性があるためです。
実は、自転車はEDを招くだけではありません。
精子にも悪影響を及ぼすという研究が発表されたのです。
米国生殖医学会でハーバード公衆衛生大学院が発表したのが、運動と精子について調査
した研究でした。
ジョギングやアウトドアスポーツ、ウェイトリフティングなどの運動を定期的にしている人は、精子にも好影響があり、精子のデータもよくなるという内容でした。
つまり、運動すればするほど、精子の量も増え、濃度が濃くなるというのです。
運動はカロリーリストリクションの面でも、肥満解消にも効果的ですし、男性ホルモンの分泌も高めるので、体にいいことは間違いありません。
ところが、たったひとつ、精子に悪影響を及ぼす運動があるというのです。
それが自転車。自転車だけは、乗れば乗るほど精子の量が減るというのです。
自転車大好きな男性にはショックですよね。
EDと同様で、股間や会陰部を圧迫するために血流が悪くなることも考えられますが、自転車による摩擦や振動で陰嚢内の温度が上がるため、という内容でした。精子は温度に弱いのです。
毎日の通勤で自転車に乗っている人や自転車が好きな人には、「自転車に乗るのをやめろ」とは言えません。
ちょっとだけ頻度を減らしてみるとか、股間の温度を下げられるようなウェアとか、乗り方なりを工夫するといいのかもしれませんね。
ちなみにブリーフよりもトランクス、トランクスよりふんどし、ふんどしよりノーパンのほうが風通しがよくなり、陰部も蒸れませんから、陰嚢をより冷やせると思います。
関連参照:
男性不妊の問題
自転車と不妊の関係
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