足のアーチを生かした重心移動ができないと、
爪に上から適度な力がかからないことから
「巻き爪」「陥入爪」(かんにゅうそう)等になる危険がでてきます。
爪が皮膚に食い込んで痛くなり歩行に支障を来すのです。
また人は本来、爪があることで、指に力を入れて歩くことができています。
その爪の伸び方が適切でないと、転倒しやすくもなるのです。
特に高齢者は一度転倒すると、骨折を機に寝たきり状態となったり、その恐怖心から家に閉じこもったりして、衰弱するケースもあります。
健康寿命を縮めてしまいかねませんので、転倒時などは専門家の診断を受けましょう。
医療行為としてのフットケアは、
足や爪の変形のほか、たこ・うおの目等の皮膚の病気にも対応しています。
ただ、足に壊疽が起こり得る、糖尿病の患者以外を対象としたフットケア外来のある医療機関はごくわずかです。
「フットケア指導士」等の資格を持つ医療従事者もいますが、まだ十分に活躍できていないのが課題といわれています。
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