ここで言う三つの白い食品とは、白米、砂糖、塩のことです。
そこで彼らは砂糖や塩を控え、白米をやめて玄米を食べるのです。
しかしこの「三白」はいずれも健康を維持するために欠かせないものなのです。
とくに砂糖は、脳の働きをよくするために欠かせません。
なかには白砂糖をやめて黒砂糖にしたほうがいいと思っている人もいるようですが、脳にとっては白も黒も関係ありません。
黒砂糖が白砂糖より勝っているのはミネラルの量だけだから、ほかの食品からミネラルを十分に摂れるなら、どちらを使ってもかまわないのです。
脳が必要としているのは、ただ一つ、ブドウ糖だけなのです。
砂糖は、そのブドウ糖の有力な供給源です。
ですから、頭を使う仕事をしている人や受験生は、積極的に砂糖を食べて自分の「脳力」が全開になるようにするべきなのです。
ブドウ糖が不足していると、それを補うために肝臓がブドウ糖を作りはじめる糖新生と呼ばれる働きであります。
その際、骨格筋から取り出されたタンパク質が材料として使われます。
それをわざわざブドウ糖に変えるわけですが、そのためには多大なエネルギーが消費されます。
エネルギーが大量に発生すれば、活性酸素も大量に発生します。
それを避けるためにも、十分なブドウ糖を摂取しておく必要があるわけです。
ではなぜ、砂糖罪悪論が広まったのでしょうか?
もちろん、ブドウ糖の供給源は砂糖だけではありません。
即効性という点では砂糖がベストですが、米飯やパンなどが持っているデンプンもブドウ糖を含んでいます。
とくに朝は、ブドウ糖を十分に含んだ食品を食べなければいけません。
朝食を抜くなどもってのほか。
そんなことをしたら、いわば「脳死」状態で仕事や学校に出かけていくようなものなのです。
頭がポーツとしたままスタートしたのでは、ろくな一日にはならないのです。
すぐに頭をフル回転させたかったら、なるべく朝食に甘いものを食べたほうかいいのです。
ご飯一膳、パンー枚でもいいから、かならず食べるようにするのです。
どうしても時間がなければ、バナナ一本でもかまいません。
そもそも、砂糖が体に悪いという説が世界的に流布したのは、政治問題がその引き金であったという説が有力です。
キューバ危機に際し、ケネデイ大統領はキューバと全面対決する決心をした。
一方、キューバ経済は砂糖の輸出に大きく依存している。
そこで、砂糖を罪悪視している医学論文はないかと、ケネディのスタッフは躍起となったというのです。
そしてようやく、何ら科学的根拠のない粗雑な論文に彼らは出会ったのです。
その結果、悪貨は良貨を駆逐する、の例えどおり、ケネディ・サイドのキャンペーンは見事に世界に広まっていったのです。
本当かどうかわかりません。
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でもそんなアメリカとキューバ。時代は流れ、2015年秋、数十年ぶりに国交を回復しました。
関連参照:
中高年からの筋肉作り
ビタミン・ミネラル活用事典
健康ライフのヒント集
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