2015年11月27日金曜日

体にいい油、悪い油。

私たちの体は約60兆個の細胞でできています。

その細胞をコーティングし、
きちんと働けるようにしている主な成分が油(脂肪酸)です。

油が細胞の膜を形作ることによって、脳や心臓などの臓器、血管や血液、骨や筋肉にいたるまで、心身のありとあらゆる健康が維持されているのです。

ですから、細胞の働きを活性化させるためには
「からだにいい」油を意識してとることが必要です。

その代表が「オメガ3」という脂肪酸の豊富な油で、
細胞の質を高めてくれます。


オメガ3とオメガ6は、

・細胞の膜の成分として互いに作用し合いながら栄養素や物質を出し入れしたり、
・ホルモンのような物質をつくり出して体内の環境をコントロールしたり、

極めて重要な機能を果たしています。

体内で作ることができないため、毎日の食事から摂取する必要があります。
 

オメガ3とオメガ6

・細細胞の働きを活性化させ細胞の膜の成分として互いに作用し合いながら栄養素や物質を出し入れしたり、

・ホルモンのような物質を作り出して体内の環境をコントロールしたりと、極めて重要な機能を果たしています。


ところが、現代はオメガ3の摂取量が少なく、オメガ6を多く取りすぎている傾向があります。

この摂取バランスの乱れが、肥満や心臓病、糖尿病、ガン、うつなどさまざまな健康問題の原因になっています。

オメガ6は極力控え、オメガ3を積極的にとりましょう。



一方「体に悪い油」は「トランス脂肪酸」です。

マーガリンや市販の加工食品、お総菜、菓子類などに多く含まれている不自然な物質で、オメガ3、オメガ6の働きを阻害しています。

とはいえ、それぞれの食品にどれくらいの量のトランス脂肪酸が含まれているかは表示されていません。

外食では、トランス脂肪酸が入っているかどうか、さえ分からないのが現状です。
加工食品も外食も控えるに越したことはありません。

毎日の食事で「体に悪い油」を排除しながら「からだにいい油」を取り入れていくことは、細胞の質を上げ、ひいては全身の健康につながります。

より健康な生活を送るためにも、この機会に、体に取り入れる「油」を見直してみましょう。


関連参照
和食・粗食を考える
中高年からの筋肉作り  
ビタミン・ミネラル活用事典

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