2014年9月2日火曜日

ニンジンとカボチャでβカロテン 

ニンジンとカボチャに共通する栄養素はβカロテンです。

βカロテンは、ビタミンAと密接な関係があります。


ビタミンAと聞いて、少し年齢のいった人なら夜盲症を思い浮かべるかも知れません。

夜になると眼がよく見えなくなる病気なのですが、ビタミンAが不足すると起こります。


ビタミンAは目の働きに関係があり、視力の低下もビタミンA不足と関係していることがあります。

ビタミンAが不足して起こるのは、目の病気ばかりではありません。ビタミンAは粘膜の乾燥を防いで、細菌の感染を予防、風邪の予防にも働きます。


最近の研究では、活性酸素が出来るのを防ぐだけでなく、高脂血症、動脈硬化の改善にも働いていることがわかりました。

ガンなどの悪性腫瘍を抑える働きもあります。

ビタミンAは,大切な欠かせないビタミンなのですが、脂溶性という欠点があります。

脂溶性とは、体の中の脂に溶けて、なかなか排出されにくいという意味です。とりすぎると過剰症を起こします。


そこで注目されるのがβーカロテンです。

βーカロテンは、プロビタンAといわれ、ビタミンAに体の中で変化していきます。

何よりいいのは、体が必要な分だけしかビタミンAに変わらないのでとりすぎることはありません。

βーカロテンはが豊富なのは、ニンジンやカボチャですが、野菜の王様のブロッコリーも豊富に含まれています。

そしてビタミンAは、サプリメントでとるより野菜からとった方がいいでしょう。


関連参照:
健康ライフのヒント集
「加齢」との付き合い方

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