ビールやあん肝、魚卵などの高級な食品に含まれプリン体の過剰摂取が原因で起こると考えられてきたからです。
ところが、東京医科大学医学総合研究所所長の西岡久寿医師は
「トータルカロリーにさえ気をつければ、プリン体を含む食品を食べてもまったく問題はありません」と断言します。
「食品に含まれるプリン体の大部分は、体内で代謝される過程で「プリン環」と呼ばれる化学構造が崩れ、尿や便と一緒に体外に排出されます。口から入ったプリン体が、体内で尿酸をつくることはほとんどない」
ともいいます。
巷では「プリン体大幅カット」を謳っている発泡酒などが出回っていますが、食品に含まれるプリン体の量を制限するのは、ほとんど意味がないのです。
「プリン体は、魚卵などだけではなく、肉にも魚にも大豆にも含まれています。プリン体を含まない食事をとることは実質的に不可能なのです。『プリン体をたくさんとると尿酸値が高くなる』という主張は、すでに海外の論文では明確に否定されています。」
この新常識は、一般人だけでなく、医師でも知らない人が結構いるのです。
関連参照:
健康ライフのヒント集
「加齢」との付き合い方
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