勃起障害はEDという呼びやすい名前と、バイアグラなどの勃起改善薬の普及のおかげでかなり有名になりました。
知らない人、聞いたこともないという人はほとんどいないのではないでしょうか。
また、治療法もある程度確立されてきたため、泌尿器医の間ではそんなに難しい病気ではないと認識されています。
ただ、射精障害となると、まだまだマイノリティの域を出ません。
なぜなら、射精そのもののやり方を誰も教えてくれないからです。
どのようにして射精するのが普通なのか、あるいは正常なのか、そんなことは親も兄弟も友達も教えてくれません。
射精が早すぎる、あるいは遅すぎる、というのも、他人と比べることが出来ませんから、何が基準なのかもわかりません。
女性が教えてくれるはずもないし、もし女性から指摘されたとしたら、かなり傷つきます。
それが性的なトラウマになる可能性もあります。
そもそもマスターベーションやセックスの方法なんて、面と向かって教わるものではありませんから、当然のことです。
ただ、若い頃から自己流の射精で済ませてきた人が、いざ結婚して子作りをしようとしたとき、はたと困ってしまうケースが増えています。
自分の射精が「普通ではない」「異常である」と気づいたときには、長年のクセや習慣によってすでに改善が難しくなってしまうのです。
成人男性は当たり前のように射精ができる、セックスができると思われていますが、実は
「射精できない人、セックスできない人」は全国各地にたくさんいます。
受診まで至っていないけれど、悩んでいる人も含めれば、相当数の射精障害が存在すると思われます。
さらに言えば、男子の性教育はとにかく遅れていますから、若年層には「射精障害予備軍」も山のようにいるのではないかと予測できるのです。
関連参照:
男性不妊の問題
http://kore-ii.mobi/danshi-hunin/category15/
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