2015年10月21日水曜日

女性に増えている『栄養失調』


いま、ほとんどの若い女性が現代型の栄養失調になっています。

一昔前の栄養失調は食べられない、
「量的」な意味での栄養失調でした。

今の栄養失調は、量的には充分でも、
「質的」な欠乏状態になっているのです。

そのことも大きな影響を与えることになっています。
 
ストーブでいえば、燃料は充分に足りていながら、空気(酸素)が足らずに、不完全燃焼しているという状態なのです。


具体的にいえば、熱量(カロリー)は足りているが、それを代謝させるための微量栄養素が不足しているのです。

私たちにとっての空気とは、ビタミンやミネラル類のことです。

ビタミン、ミネラルというと、すぐに野菜や果物を食べればいいと考える方が多いのが現状です。

もちろん、野菜や果物を食べることで、ある穐のビタミンやミネラル類をとることはできます。
 
一昔前だったら、ビタミンB1が不足すれば脚気、ビタミンCが不足すれば壊血病というように、単一栄養素の欠乏症でした。
 
したがって、ぬかを食べれば脚気か治ったり、果物を食べることで壊血病が治る。
そのような栄養失調がほとんどでした。
 
現在の栄養失調は「複合栄養素欠乏症」です。

ビタミンCも足りなければ、ビタミンB2も足りない、カリウムもカルシウムも足りない。
複檄の栄養索が、欠乏している状態です。
 
また、私たちが生きていくために必要な栄養素が、すべてわかっているわけではありません。
そして、何が不足しているのか調べる方法もありません。

もちろん、血液検査などでいくつかの栄養素の過不足を知ることはできますが、それはほんの一部にすぎません。
 
したがって、不足しているものがわからないのですから、補いようもありません。
 
よくサプリメントの広告などをみると「現代の食生活はビタミンやミネラル類が不足しています。○○で補いましょう」という言葉を耳にします。
  
補うことを考える前に、不足しないような食生活を心がけることが大切なのです。
日本には、100歳を超しても、元気で生きている方がたくさんいます。
 
そこまで元気で生きてきたということは、ほとんど栄養素の欠乏などなかった食生活をしてきたことに他なりません。

とくに、からだを作り上げる大切な時期に、素晴らしい食生活をしてきたからといえるのです。


関連参照
中高年からの筋肉作り  
ビタミン・ミネラル活用事典

健康ライフのヒント集
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