ビタミンやミネラルなどの微量栄養素は、ビタミンCだけとれば、肌が白くなるとか、ビタミンEをとれば、抗酸化作用があるとか、
そういうことはありません。
理屈上はそうでも、実際にはいろんな要素が絡み合って作用しているので、それだけを飲んでも無意味なのです。
美容のためにコラーゲンとか、プラセンタとかをせっせと飲んでいる女性がいますが、体のコラーゲンに置き換わることはありません。
コラーゲンを飲んでもコラーゲンは増えないのです。
こういう思い込みは昔からありますね。
たとえば、わかめを食べれぼ、髪の毛が生えてくると言って、わかめをたくさん食べたり、もっと凄かったのは、味の素です。
アミノ酸を取ると頭がよくなると言って、昧の素を子どもにたくさん食べさせた母親がいました。
最近では、酒を飲む前のウコン。
ウコンを飲むと肝臓が強くなると言って、高いウコンの栄養ドリンクを、飲み会の前に買う人が噌えているようです。
あれも思い込みです。効いたという人はたしかにいるけれど、それはプラシーボ効果にすぎません。
それより、お酒を飲んだら、水を飲むほうがよほど効果的です。
それなら、いろんな栄養素のサプリメントを全部、一緒に飲めばいいのかというと、もちろんそんなわけはありません。
朝から大量のサプリメントを飲んで、それを食事代わりにしている人かいますが、大きな勘違いです。
そもそも、微量栄養素については、まだわかっていないことも多いので、食品からまんべんなく取ることが大切なのです。
そのためにも、できるだけ精製していない食品を選ぶほうがいいのです。
関連参照:
和食・粗食を考える
中高年からの筋肉作り
ビタミン・ミネラル活用事典
健康ライフのヒント集
スリムさんの感想
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