2014年10月15日水曜日

ミネラル不足の理由を考えるー4。リン酸塩

ミネラルを奪うリン酸塩


リン酸塩は、体内に吸収されないので毒性かなく、安全であるとされてきた。

だから、使用制限はなく、用途も広い。
 
PH調整、カビ抑制、にごり防止、沈殿防止、変色防止、変質防止、鮮度保持、乾燥防止、結着力向上、保水性増加、増量、風味向上……。

 
大手メーカーの販売リストには、25キロ袋で13種類の商品があった。こんな単位で多種類が販売されている食品添加物は他にない。
 

リン酸塩を添加した食品を食べると、どうなるのか?

胃の中で胃酸によって分解され、吸収されやすい状態になったミネラルが、リン酸と結  
合してしまう。

すると、腸で吸収されるはずだったミネラルが吸収されないまま、体外に出てしまうのだ。
 
したがって、リン酸塩を使用した食品を食べない方法を示したいのだが、じつは表示か
抜け穴だらけで、表示の見方を書いても一部しか避けられないのである。
 
国がリン酸塩に使用制限をかけた上で、表示制度の欠陥を正さないといけない時代になっているのだ。
 
どの食品で、どのようにミネラルが抜かれているか、そしてリン酸塩がどのように使われているのか。

考えて見る必要があるのではないでしょうか。



関連参照:
サプリメントとの付き合い方 
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方 

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2014年10月14日火曜日

ジビエで国が衛生指針

ジビエのことが新聞にでていましたので、行きがかり上、内容を紹介しておきます。

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厚生労働省はこのほど、イノシシやシカなど野生動物の肉を使った「ジビエ料理」を 安全に食べるための衛生管理指針案を取りまとめた。


同指針案に対する一般からの意見を募集するようだ。


集約した意見を参考にした上で正式決定し、秋の狩猟期に間に合うよう11月初旬にも都道府県へ通知する予定だ。


管理方法を示し、狩猟してから消費するまでの各段階で二重、三重の対策の必要性を強調している。


食中毒が発生した場合に迅速な拡大防止策が取れるよう、関係者に対して処理方法の記録・保存を求めている。



具体的には、

狩猟した動物の内臓摘出を屋外デ行うのは原則禁止

食べて問題がないか疑わしいもの廃棄

枝肉は10度以下で冷蔵保存

調理の際は中心部を75度以上加熱

生食は禁止

などを規定した。


指針の内容が守られているかどうかは保健所が監視し、違反があった場合は行政指導を行う。

厚労省では、指針案の内容を踏まえた上で、ジビエの活用が盛んな自治体では、狩猟者や食肉処理施設の認定・登録制度の導入や、ジビエを提供する飲食店のリスト化などを実施し、一層の安全対策に努めるのが望ましいとしている。
 
国が統一的な衛生管理の方法を示したことで、農作物や生態系を荒らす有害鳥獣を地域の有効資源としてジビエに活用する自治体の取り組みが進むと期待される。


日本ジビエ振興協議会の藤木徳彦代表は
「国が指針を策定したのは大きな一歩だ。これを参考にして、各自治体が地域の状況に合わせた独自の指針を作れば、ジビエの普及が進むのではないか」
と話している。


関連参照:
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2014年10月13日月曜日

ミネラル不足の理由を考えるー3。

油煮について


てんぷらやフライを揚げる「てんぷら油」は、カロチンや葉緑素などの色素や、ナタネなどの独特の風味を徹底的に取り除き、無色透明無臭の油にしている。


そのため、ナタネ油や大豆油をなめて、油の原材料が何かを判断できる人はほとんどいない。

 
ラードも高純度で癖がなくなったから、熱いうちは動物油で揚げたのか植物油で揚げたのかを区別しにくくなっている。
 
サラダ油の純度はもっと高い。

ところが家庭だけでなく、業務用でもてんぷらやフライを揚げるときは、サラダ油を用いることがふつうになっている。
 
不純物を取り除いた純粋に近い油で、てんぷらを揚げるとどうなるか。
 
食材の中にあったミネラルをはじめとする栄養素は油に溶け出て、高純度の油が食材の中に入ってくる。

つまり、水煮と同じことが起こっていて、「油煮」で食村中の栄養素を減らして食べているのが、
てんぷらとフライなのである。

 
昔のように純度の低い油のときは、成分が溶け出しても、油の中に含まれる栄養成分か
食材の中に入るので、油溶性の栄養成分が一方的に減ってしまうことはなかった。

ところが、いまのてんぷらやフライは、油溶性の栄養成分が激減しているのだ。

 
栄養バランスのよさそうな弁当には、そんな天ぷらやフライを入れているので、
見かけよりもミネラルがずっと少なかったわけである。
 
野菜冲肉を炒めるときに使う油も、油に含まれるミネラルはほぼゼロになっている。
 
ケーキや菓子にも植物油脂が使われているか、そんな食品からナタネの臭いがしたら、
食べたくなくなるので、臭いのない特に純度の高い油脂が使われている。

包装された加工食品、冷凍食品、ケーキ、アイスクリームなどの原材料表示に「植物油」「植物油脂」「動物油」「動物油脂」などとあったら、それらはミネラルをまったく含まない原材料で、単に太る原因になるだけなのである。

精製油を使っていないものを選ぶか、原材料表示をよく見て、油の表記が後ろのほうにあるものを選ぶのかいい。
 
バターは精製しないので、風味が豊かでミネラルも含まれている。
だから、おすすめだが、油断はできない。

レストランで食べるオムレツからバターの香りがしたら、ほとんどはバターではなく、ナタネ油と大豆油にバターの香りをつけた業務用の「バターフレーバーオイル」を用いている。

このほうが安いため、バターすらニセモノを使うレストランが多くなっているのだ。

本物のバターを使っているかどうかを店に聞いて確かめないと、ニセモノの油が広まる一方になる。



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2014年10月12日日曜日

ジビエ活用。鹿、猪、熊の肉

鹿に猪、そして熊。日本の森に生きる野生動物たちが、いま、食材として注目されています。

農作物に被害を加えることから駆除されるケースも多く「獲ったら食べよう」と奨励する自治体もある。

そんななか、各地に様々なジビエ(野生鳥獣の肉)料理が登場しているという話です。

                   
長野県南端、険しい山に挟まれた秘境・遠山剛の老舗料理店「星野屋」のメニューに並ぶのは熊、猪の文字。

山で捕獲された野生動物の料理なのです。

昼食時は観光客などがひっきりなしに訪れる。

店主の片町彰さんは「おすすめのは脂が乗った熊。ごぼうやダイコンなど根菜と合う。」という。

熊鍋御膳はは税込み2590円。お取り寄せ用の熊鍋セットもある。

昔から山村で食べられていた野生鳥獣の肉料理が、今、各地で見直されている。

背景には、鹿や猪などによる農作物被害の増加がある。2012年度の被害額は全国で230億円(農林水産省調べ)に達するという。


解決策として、有害鳥獣の駆除と、その肉を使った名物料理や特産品の開発という一石二鳥を狙う取り組みを多くの自治体がはじめているのだ。

鹿児島県は9月に、料理人や業者を対象にジビエ活用研修を開催した。

長野県は2年前に「信州ジビエ研究会」を創設し、ニホンジカなどの料理や製品の開発を進めている。

岡山県はホームページで「備前ジビエ」の店を紹介。
食べ歩きスタンプラリー企画などを行い、家庭用レシピ集も作っている。

エソシカ肉による「阿寒ブランド」の育成を官民で目指す北海道釧路市では、捕獲したエゾシカを牧場で肥育し、質の安定した肉を供給する。「エゾシカスープカレー」が人気でレトルト食品で売り出している。
 
福祉現場でも活用されている。石川県白山市の福祉事業所「青い鳥ワー・クセンター」では、
障害のある通所者たちが野生鳥獣の肉を薫製に加工し、「くまくん」「しかくん」「いのくん」の名で販売している。
 
ジビエ料理は取り寄せらるものも多い。都会で深山を想いながら、野趣あふれる昧を楽しんではいかがだろう。

ただし、注意も必要。厚生労働省では、生肉を調理するときは、食中毒や感染症を防ぐため
十分に加熱するよう注意喚起している。




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2014年10月11日土曜日

ミネラル不足の理由を考えるー2。

冷凍のドリップ


冷凍食品から出る「ドリップ」でミネラルが抜げている。

ここに重大問題か潜んでいた。


レトルト食品の原料は、「水煮」ではなく、
軽くゆでる「ブランチング」という処理が行なわれ、
それを冷凍したものか、原材料に使われている。


冷凍するときに水が膨張して細胞膜か破れ
そのときに細胞の中にあったミネラルが溶け出る。


これを「ドリップ」といいます。


消費者かよく目にするのは、肉から出たドリップで、ここにミネラルかたくさん含まれている


このドリップを完璧に洗い流したものを使用していることを大手レトルト食品メーカーが、ホームページで写真付で解説をしている。

レトルト食品のミネラルがすべて極端に少ないのは、冷凍食品のドリップを洗い落としているためなのだ。


つまり、中国産でも日本産でも、
冷凍した食材を原材料に用いた加工食品はミネラルに関してはダメである。

レトルト以外の食品メー力ーでも、販売した食品に異物が入っていたらメーカーの責任になるので、冷凍食品を原料に用いる場合はよく洗って使っているのだ。。


だから、ミネラルが激減してしまっているのである。



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2014年10月9日木曜日

ミネラル不足の理由を考えるー1。

水煮食品の増加



ミネラル不足を起こす第一の原因は、食品の素材に水煮食品が増えたことである。


スーパーの食品売り場の一角に、水煮食品コーナーがあるから、ぜひ一度はよく見ていただきたい。


食材と一緒に入っているの、あまりの透明感に驚かれるだろう。


中国、ベトナムなどで、安く食材を調達し、安い人件費で力ツトして、それを水煮し、湯を捨てて、何度か水煮を繰り返すと、不純物がほとんど出ない食材になる。


そこに、濁りをとめる食品添加物のリン酸塩を入れ、パックして、冷凍する。

こうすることで長期保存か可能になる。

その冷凍品を日本に送って貯蔵し、業務用食品の原料にしたり、現地で味付けした後に、
日本に輸出したりしているのである。

2014年10月7日火曜日

食べなくなった学生たち

「 いまどき大学生の食卓 」を、長崎大学の中村修助教授が2003年に調査したものがある。


データは少し古いが、状況はあまり変わっていないようなので紹介する。(『食卓の向こう側I』(西日本新聞ブックレット)に掲載されている。)

 
内容は一人暮しの男子学生と、一人暮らし・寮・実家に住む3人の女子学生の、6日間の食事で興味深い。

 
男子学生は、そこそこの量を食べているように見える。

だが、それは週の前半だけだ。後半に入り、

5目目は、朝食にお菓子とコーラ、昼食はせんべいとコーラ、夕食は目玉焼きとてんぷら、
パン。

6日目は朝食が冷奴一丁、昼食と夕食はおにぎり一個だけ。

最初はよく見せたいという心理が働くから、最後のほうが日常生活に近いはずである。

20歳前後の男子学生が、こんなに少量で食事を済ませられることが、信じられない。

 
女子学生の二人も食事量が少なくて、一目2食に近い。

そのうち一食はおにぎり一個程度の軽食なのだ。

 
よく料理するのは男子学生だけのようで、女子学生は週に一度、料理している(かもし
れない)という状況なのだ。

その男子学生も、おかずに目玉焼きを作ることが多い。
 
4人の食事は、量か少なく、内容も片寄っているから、ひと目で栄養不足がわかる。



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