2014年10月7日火曜日

食べなくなった学生たち

「 いまどき大学生の食卓 」を、長崎大学の中村修助教授が2003年に調査したものがある。


データは少し古いが、状況はあまり変わっていないようなので紹介する。(『食卓の向こう側I』(西日本新聞ブックレット)に掲載されている。)

 
内容は一人暮しの男子学生と、一人暮らし・寮・実家に住む3人の女子学生の、6日間の食事で興味深い。

 
男子学生は、そこそこの量を食べているように見える。

だが、それは週の前半だけだ。後半に入り、

5目目は、朝食にお菓子とコーラ、昼食はせんべいとコーラ、夕食は目玉焼きとてんぷら、
パン。

6日目は朝食が冷奴一丁、昼食と夕食はおにぎり一個だけ。

最初はよく見せたいという心理が働くから、最後のほうが日常生活に近いはずである。

20歳前後の男子学生が、こんなに少量で食事を済ませられることが、信じられない。

 
女子学生の二人も食事量が少なくて、一目2食に近い。

そのうち一食はおにぎり一個程度の軽食なのだ。

 
よく料理するのは男子学生だけのようで、女子学生は週に一度、料理している(かもし
れない)という状況なのだ。

その男子学生も、おかずに目玉焼きを作ることが多い。
 
4人の食事は、量か少なく、内容も片寄っているから、ひと目で栄養不足がわかる。



関連参照:
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「加齢」との付き合い方

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