2015年1月19日月曜日

「空腹」が老化を遅らせる

最近、アンチエイジング医療の世界では「カロリーリストリクション」という言葉がさかんに使われています。

カロリーリストラクションとはカロリーを減らすことです。

空腹時には成長ホルモンが分泌され、その結果、肌はもちろん、脳、内臓の若さを保ち、長生きができることが明らかになってきたのです。

すごくおおざっぱにいえば、
食べる機会を、あるいは食べる量を減らすほうがアンチエイジングになるというわけです。



200年以上も前に小食のほうが健康・長寿になることを看破した人もいます。


それは、江戸時代の観相学の大家・水野南北で、

「大食いの人間は早死にするが、小食だと長生きするばかりか、苦しまずに死ねる」

と説き、「節食開運説」を唱えています。


アンチエイジングと長寿の実現にはサーチュイン遺伝子が働くかどうかに大きくかかわっています。

この遺伝子は飢餓状態になるとスイッチが入るのです。
 
水野南北の説や、低カロリー・少食を続けるカロリーリストリクションが健康長寿に非常に有効であることを実証した研究は数多くあります。
 
空腹感をおそれることはありません。

むしろ、ときには意識的に食事を抜いて、空腹感の爽快さを積極的に楽しんでみるというのはいかがでしょうか?


関連参照:
ビタミン・ミネラル・便利事典
サプリメントとの付き合い方 
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方 
素晴らしき発酵食

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2015年1月16日金曜日

骨盤は全身を支える要

骨盤というと、私達は腰の両側にバンと張り出している大きな骨、腸骨だけを指していると誤解しがちですが、実はそうではありません。

背骨(脊柱)の一番下にある仙骨と尾骨、そして恥骨、坐骨、腸骨が癒合してできた寛骨、この三つを総称して骨盤と呼びます。
 
私達の体の中心柱である背骨を受け止めているのが、この骨盤です。
 
背骨の下のほうの仙骨を左右からがっちりと大きな腸骨が押さえ、またその2個の腸骨が前にカーブして恥骨で止めてあります。

つまり仙骨の左右の2点と恥骨の結合部分1点の合計3点がしっかり押さえられることで、背骨が支えられているのです。

きちんと上半身を支えるためには、お尻の筋肉にギュッと力を入れ、2個の腸骨を寄せてしっかりと仙骨を受け止めなければいけないのです。

立ってお尻の筋肉をギュッと寄せてみてください。

力が入ってこれらの骨が寄ったときに、あなたの背骨はスッと伸び正しい姿勢がとれることを感じられるでしょう。

次にお尻の力を抜いてみると、背骨は崩れて猫背になり、重い頭を支えるバランスを取るために顎とおなかが突き出た形になってしまいます。
 
この歪んだ姿勢は体中すべてを歪ませてしまい、その結果、背骨の歪みや膝や腰の痛み、肩凝り、股関節の痛みなどいろいろな症状が出てくるのです。

人間はまっすぐ立ってこそすべての部分が十分に機能し、つながり合って全体が良い状態で生きてくるのです。

つまりこの骨盤が要で、ここがシャンとしていれば体は支えられて、いつもあなたにとって良い形でいられるのです。

ですから体にとっては骨盤はたくましいほど良いわけですし、腸骨を寄せるお尻の筋肉が発達しているほど良いのです。

関連参照:
ビタミン・ミネラル・便利事典
サプリメントとの付き合い方 
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2015年1月13日火曜日

いつから始めても若さを取り戻せる

筋肉を使わない生活(運動をしない生活)を続けていると、どんどん筋肉は退化していきます。

年をとったから筋肉が衰えても仕方がないとは言い切れないのです。
 
筋肉の衰えと年齢は関係ないのです。とくに女性の場合は、顕著にあらわれます。

たとえば、10代後半のモデルさんと、定期的に筋トレを続けている60代の女性。

トレーニングを積んでいる60代女性は、やすやすと20回、30回の腕立て伏せができるのに、モデルさんのほうは、成長ホルモンがもっとも活発に分泌されている年代にもかかわらず、1回もできませんでした。
 
こうしたケースをたくさん見ていると、筋肉が衰えるのは老化現象ではないことがはっきりとわかります。

逆にいえば、これまでまったく運動経験のない人でも、「運動をしよう」と思い立ち、40歳からでもトレーニングを始めれば筋肉量は増えていきますし、さまざまな老化現象(疲れやすい、太りやすい、肩こり・腰痛などからだの不調が出やすいなど)に悩まされることもなくなります。
 
すでに、こうしたからだの悩みを抱えている方も多いでしょう。

でも、老化現象の大きな要因である筋肉は、いくつであっても鍛えてあげれば、必ず成長します。

筋肉がついてくると、からだが思いがけないほど快調になり、脂肪がつきにくくなります。持久力が出て、粘りもきくようになります。
 
筋トレというと、なんだか激しいトレーニングをしなければいけないように聞こえるかもしれませんが、よく見ると日常のちょっとしたすきま時間、あるいは通勤などの移動中でもできる簡単なエクササイズばかりです。
 
ぜひ、―日のなかに5分でも10分でも運動習慣を取り入れて、筋肉を維持し、老化知らずの若々しいからだを手に入れましょう。


関連参照
中高年からの筋肉作り  
サルコペニア予防  



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2015年1月10日土曜日

冷え性は、筋肉を動かすと改善する

体を冷やす生活習慣?


「冷え」が体によくないことから、「△△を食べると冷えがとれる」とか、「○○すると体温が上がる」といった意見を耳にします。

たしかに、低体温は免疫力が低下して病気になりやすい、代謝が下がるなどの弊害があります。
 
しかし、ふつうに生活ができている人が何かを食べただけで体の温度が下がって上がらなくなってしまうということは、通常考えられません。

反対に、ある食品を食べたからといって、体温が大幅に上がったり、冷え性が改善されたりすることも考えられません。

人間の体は、

ある食品を食べて体温が恒常的に上がったり下がったりするような仕組みとはなっていません。


飲料も同じです。

「冷たいものはからだを冷やすから、温かい飲み物しか飲まないようにしている」とか、「ミネラルウォーターは常温以上でないと飲まない」という人がいます。

コップー杯や2杯の冷たいもので、
体が冷えて体温が上がらなくなってしまうほど人間の体はヤワではありません。

人間の体には、常に同じ体温に維持しようという機能が備わっています。

だから、体を冷やさないために、冷たいものを飲まないということも根拠のない話なのです。

冷たいものを飲みたいと思うのは、体の温度を下げたいという自然な反応のひとつであり寒いと思ったら温かいもので温度を上げたいと思うのも同様です。

たとえば、かき氷を3杯も食べたら過剰なので、かなり寒くなり手足に力が入りブルブル震えます。

これは毛穴を閉じてからだが熱をつくろうとしている反応の一つです。

しかし数時間、または次の日になればまた元に戻っているでしょう。これが人間の身体機能なのです。

冷たい飲み物(水)と温かいご飯の組み合わせは、代謝が下がり太りやすくなるということも耳にします。

食事をしているときは、100キロカロリーぐらいは消費されます。

それだけの熱量を発しているところに、コップ数杯の冷たい水を飲んだぐらいで代謝が下がり、太りやすくなるとは到底考えられません。

むしろ温度を上げようと、もっとエネルギーが使われると思いますがどう思われますか?



関連参照:
素晴らしき発酵食
ビタミン・ミネラル・便利事典
サプリメントとの付き合い方 
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方 


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2015年1月7日水曜日

「残念な体型」にならないために

何もしなければ、脂肪が蓄積されていくだけという話です。


私たちは、昔の人に比べて明らかにからだを動かさなくなっています。

移動は電車か車、階段よりもエスカレーターかエレベーター。

どんどん低筋力になる一方で、飽食が進み、メタボリックシンドローム (内臓脂肪症候群)という言葉が生まれるほど、現代人は内臓脂肪を蓄えやすい生活をしているのです。

 
メタボリックとは「代謝」という意味で、メタボリックシンドロームとは内臓脂肪がついたことによって、代謝がうまくはたらかなくなり、動脈硬化になりやすくなることです。

動脈硬化は、日本人の死因の約3割を占める心筋梗塞や脳梗塞などの脳・心血管系疾患の引き金になります。

 
平成20年度からは健康診断の項目にウェストの測定が追加され、その基準として男性85cm、女性90cmまでが正常値という目安も示されています。


それ以上ウェストが大きいと、内臓脂肪がつきすぎていて前述したような疾患のリスクが高まるため、「メタボに要注意」ということが、国を挙げていわれるようになったのです。
 
実際、日本では40~74歳の男性では2人に1人、女性では5人に1人がメタボリックシッドロームを強く疑われるか、その予備軍といわれていますから、年齢とともに太ってきた、おなかが出てきたと感じている人は要注意ですね。
 
20代、甘くみても30代前半までは、意識して運動をしなくてもそれなりに体型を維持できている人はいます。

しかし、そういう人が「食べても体重は変わらないから」と、好きに食べたり飲んだりしていたとしましょう。35歳を過ぎるとどうなるか。「最近、おなかが出てきたな」「ウェストまわりに脂肪がついてきた」などと自覚し始めます。

そして、40歳を過ぎる頃には、からだのあちこちがたるんできて、ぽっこりおなかの中年体型が定着してしまい、なかなかもとには戻れない、という状態になりかねません。
 
個人差はあるものの、おおむね30代のうちは特別何もしなくても、生まれつきの体質でなんとか乗り切れるでしょう。

しかし、40歳前後を境に、運動を習慣にしている人と、そうでない人の差がはっきりとあらわれる傾向かあります。同い年で、一方はスリムで若々しい体型を保っているのに、もう一方はおなかぽっこりの中年体型というのは良くみかけるところです。

からだ全体にメリハリがなくなり、ずんぐりと丸いオジサン、オバサン体型に……。
 
後者のようないわば「残念な体型」にならないためには、やはり運動を習慣にするか、生活レベルを上げる以外に対策はありません。

何もせずに楽をしているだけでは、残念ながら、人は年を重ねるごとに太りやすく、筋力も低下していってしまうのです。


関連参照:
素晴らしき発酵食
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2015年1月4日日曜日

「階段を使うこと」「1駅歩くこと」

生活レベルを上げるとは=「階段を使うこと」「1駅歩くこと」なのです。

 
生活レベルを上げるというのは、普段エレベーターやエスカレーターばかり使っている人であれば階段に切り替える、ちょっとした距離の移動も車を利用している人は歩いてみる、休みの日に家でゴロゴロして過ごしているだけの人は、1時間散歩に出てみる。

少し遠い場所でもいやがらずに買い物に出かける……。


こんなふうに、普段の生活を少し「からだを動かす生活に切り替えるだけでも、まったく運動をしていない人にとっては、筋肉の刺激になり「残念な体型」予防の第一歩になるのです。

 
事実、以前は駅から徒歩1分のところに住んでいた人が徒歩15分の少し離れたところに引っ越しをしただけで、毎日歩く距離が長くなって痩せたとか、犬を飼って少し出かけるようになっただけで、体重が5kgも落ちたという人もいます。

 
「運動をしましょう」というと、からだを動かすのが嫌いな人や、苦手な人からすると、ハードルの高い要求に聞こえるかもしれませんが、普段から長く歩いたり、階段を使わない生活をしている人が、それを習慣にするだけでも「運動」になるのです。

 
習慣にすることが大事です。1日だけ階段を使ってもからだは変わりません。

疲れているときや体調の悪いときは無理する必要はありませんが、できる限り階段を使う、通勤時に1駅前で降りて歩く習慣をつけましょう。

からだは確実に変わります。
 
歩くときはタラタラ歩くよりもキビキビ歩くほうが消費カロリーも高く、運動としての効果も上がります。
 
下半身の筋肉をたくさん使ってキビキビ歩くためのコツを一つ。

歩いているときに膝の曲げ仲ばしを意識して早歩きしてみてください。

知らず知らずのうちに大股になってスピードも上がり、軽く息が弾み、心地よい程度の運動になります。



関連参照:
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2015年1月1日木曜日

適度な運動で免疫カアップ

免疫カアップのためにも適度な運動を

適度な運動が健康に直結することはすでにご存じでしょう。

でも、実際にやっていますか? 

「わかっているけど、つい」という人のほうが多いはず。
 
おすすめは、やはり歩くことです。

代謝も上がり、全身の筋肉がバランスよく使われる、搾乳運動が行える、糖や脂肪を燃焼させ、肥満を防止する、呼吸機能や生活習慣病を改善する、深く良質な睡眠のための適度な疲労をもたらすというのも、ウォーキングの大きなメリットです。

1日30分のウォーキングががんの発症率を半分に下げたというデータもあります。

 このミルキングアクションとは、足の筋肉が弛緩と収縮を繰り返す運動のことです。

筋肉が血管を圧迫し、心臓に血液がスムーズに戻ることを促すポンプ作用です。

歩いて血液の巡りをよくし、老廃物を排出して免疫力を上げましょう。

1日1万歩。できれば1時間以上が理想です。

最初は短い時間でもいいので続けてみてください。
歩き方のコツは、大股で3メートルくらい先を見ながら早足で歩くこと。

時開か取れないというなら、通勤時に1駅分歩く、エスカレーを使わずに階段を昇り降りするなど、生活の中で工夫してみましょう。
 
また、最近ではビタミンDの制がん効果が注目されています。

ビタミンDは食事で摂るより日光浴によって活性化される珍しいビタミンなのです。

これが糖尿病や高血圧も予防することがわかってきました。

そこでぜひとも日の光を浴びながらのウォーキングをおすすめします。
 
人間の体は使わない臓器や器官は萎縮する性質があります。

けれど逆に、使えば使うほど筋肉はついていきます。ボディビルダーになる必要はないし、激
しい運動は活性酸素を増やします。

適度な運動で、健康な体を目指しましよう。