顎を動かすとは、よく噛むことです。
よくよく噛めよ、カメさんよ、といった替え歌があります。
鶴は千年、亀は万年といわれるくらい、長寿の生きものといわれていますが、「噛む」ことはたいへん大切です。
百寿者のおひとり、三浦敬三さんもよく噛む人でした。総義歯でしたが、ひとくち60回噛むことを習慣にして、圧力鍋でまるごと煮た鶏を骨まで食べていました。
総義歯の調整は、歯科医にたびたびしてもらい、よく噛むために歯を常にいい状態にしていました。
百寿者で有名だった昇地三郎さん(104歳)も、健康の秘訣は「噛む」こととおっしゃって
います。
ひとくち30回は必ず噛み、固い肉なら40回、うどんですら30回噛みます。
ご兄弟も長生きされていますが、そろって食事となると、みなさんしっかり噛んで食べるので食事時間かたいへん長くなるそうです。
三浦さんのように60回も噛めば、最高です。
ゆっくり食べるにはまずよく噛むことです。ひとくち30回を目指していきたいものです。
30回噛むようになると、食事に30分ぐらいははかかるようになりますが、食べものの味もしっかりわかるようになります。
わたしたち人間が食べるのは、生命を維持するためだけではありません。
食べることは文化のひとつです。ただおなかを満たすためだけに食べていたのでは、文化に対す
る冒とくといってもいいでしょう。
日本料理もそうですが、フランス料理、中華料理など、さまざまな料理が世界中にありますが、それらを楽しむのはそれぞれの文化に出会うことでもあります。
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