2015年1月28日水曜日

肩甲骨を「1ミリ」下げてみる

肩甲骨、鎖骨、肋骨はつながっているのです。

肋骨は、止めているのが背骨だけではあまりにも不安定なので、前側では鎖骨でも
止めています。

試しに、首の下側にある二個のグリグリを触ってみてください。

このグリグリは鎖骨の関節で、前にきた肋骨をまとめている胸骨を止めています。

この鎖骨とつなかっているのが背中にある肩甲骨です。

肩甲骨は骨格図(後ろ)を見るとよくわかりますが、肋骨の上にぽんと置いてあるだけで、自由に動けるようになっています。

肩甲骨はその一端が鎖骨につながっているだけなのです。


この鎖骨と肩甲骨のつながっているところに腕かぶら下がっています。
ですから鎖骨は、肩甲骨と腕と肋骨を支えているということになるのです。

ですから、腕が真横にきちんとある姿勢というのは、肩甲骨が所定の位置でビシツと止まり、鎖骨が後ろへきれいに伸びているからこそできる姿勢なのです。

試しに猫背になってみてください。

腕が前にきて、鎖骨は下がるし、肋骨のかごも縮こまってしまいます。

今度は肩を後ろに引いて鎖骨を正しい位置にしてください。

すると腕はきちんと真横につき、肩甲骨が良い位置に止まって姿勢を安定させることができます。

肋骨は正しい位置で広く使えているはずです。

鎖骨は姿勢を安定させるのに大切な働きをしているのです。

朝、顔を洗うときにでも鏡に映して、鎖骨が伸びてきれいに後ろに引かれているかどうか見てください。

この鎖骨はそれほどの役目を担っているのです。

また、肩甲骨を下げようとすればするほど、鎖骨はよりしっかり伸びて体にとってベストの姿勢になります。見た目にも首がすっと伸びてとても若々しく見えます。

この時、首の筋肉とそれにつながる筋肉が使われているので、常に肩甲骨を下げることを意識していれば、それだけで首の筋肉が育って頭を支える力がついてきます。
 
体のあり方はその人の気分にも影響します。

いつも猫背で歪んだ姿勢を取っていると、気持ちまで暗く歪んで消極的な思考に向いてしまいがちです。

もし、嫌なことがあったら、肩甲骨を「1ミリ」下げてみてください。

不思議に「ああ、大したことではない」という気持ちになってくるものです。

意識して肩甲骨を1ミリ下げて歩く、肩甲骨を1ミリ下げて机に向かう、肩甲骨を1ミリ下げて家事をする、そんな生活をすれぱ心も体も生き生きとした人生を送れます。


関連参照:
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