2015年5月25日月曜日

昭和50年型の食事ー1

ぽっこり出た腹が、腹筋運動をしても引っ込まない。

それは腹の脂肪が、内臓脂肪であるからだ。

 
脂肪には、2種類ある。

皮膚のすぐ下についている皮下脂肪と、腎臓や腸についている内臓脂肪である。

見分け方は簡単だ。指でつかんでみればいい。

つかめるのは皮下脂肪、つかめないのは内臓脂肪である。

 
男性の出た腹は、内臓脂肪であることがほとんどだ。腹筋で、内臓脂肪は落ちない。

腹を引っ込めるためには、食事を替えなければならない。
 
スーパー和食」は、現代食の半分から3分の1、内臓脂肪を減らせることがわかった。

毎日の食事を「スーパー和食」にすれば、内臓脂肪が落ちる。そして出た腹は引っ込み、すっきりした体型になれるのだ。
 
内臓脂肪は、見た目を悪くするだけではない。増えすぎた内臓脂肪は、さまざまな悪いホルモンを放出する。
 
普通、食事を始めてしばらくすると、ホルモンの働きによって、満腹中枢が刺激される。
「お腹がいっぱいになった」と、満足を感じるのだ。
 
しかし、内臓脂肪は、そのホルモンの働きを阻害してしまう。そのため満腹を感じにくくなり、食べすぎてしまうのである。
 
また、内臓脂肪は、血糖値を下げる働きをブロックするホルモンや、代謝を低下させるホルモンも出す。

つまり、雪だるま式に、どんどん太ってしまうのだ。皮下脂肪は、そのような悪いホルモンは放出しない。

腹のぽっこりと出た、内臓脂肪の多い人は、将来糖尿病など、生活習慣病を発症するリスクが非常に高い。

 
しかし、筋トレやつらいダイエットをしなくても、簡単に脂肪を落とす方法がある。

それが「昭和50年型の食事」(1975年)なのだ。

ご飯を中心とした昭和50年型の食事は血糖値を上げにくく、インスリンが出にくい。

そのため、食事のエネルギーを熱として放出するほうに、体が変わってゆく。
続けることで、自然と太りにくく、やせやすい体質になってゆくのである。


関連参照:
スーパー和食。調査方法
ビタミン・ミネラル活用事典
老化。焦げ・枯れ・錆びと
シニアからの栄養学
サルコペニア予防  




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