2015年2月27日金曜日

ダイエット効果とアディポネクチン

アディポネクチンが増えればダイエット効果も高まります。
 
病気対策以外にもアディポネクチンの分泌を増やしたい理由があるのです。

アディポネクチンの「脂肪燃焼効果」です。

 
運動などの身体活動でエネルギーが必要になると、脳からの伝達によって脂肪分解酵素「リパーゼ」が活性化され、蓄えておいた脂肪をエネルギーとして消費します。

 
またその際には筋肉の中にある「AMPキナーゼ」という酵素も
活性化され、インスリンの働きとは関係なく糖や脂肪をエネルギーとして活用する働きがあります。
 

一般的にダイエットに運動が欠かせないのはそのためですが、実はアディポネクチンには、必ずしも運動を伴わなくても筋肉のAMPキナーゼを活性化する働きがあります。

運動なしでも糖を取り込み、脂肪燃焼を促すことができるのです。

さらに、アディポネクチンは増えすぎた脂肪がたまりやすい肝臓でもAMPキナーゼの働きを高めることが分かっています。


ですから、アディポネクチンが正常に分泌されていれば、過度な運動をしなくても脂肪を適切に燃焼しやすい体になれるというわけです。
 
また現在では、アディポネクチンの効果を利用した糖や脂肪の研究も進められています。
 
現時点で臨床応用にもっとも近い状態といえるのは、東京大学大学院の門脇孝教授、山内敏正准教授らの研究グループによるものです(2014年6月現在)。
 
門脇教授らは、アディポネクチン受容体を活性化する「アディポロン」(アディポネクチン受容体活性化低分子化合物)を発見しことを、科学誌「ネイチャー』電子版に2013年10月31日付で発表しました。

この発表では、肥満や2型糖尿病のマウスを用いた実験で高脂肪食を与えたマウスが120日後には約70%死亡したのに対し、「アディポロン」を1日1回投与したマウスの死亡率は約30%にとどまり、生存率自体も上がっていました。

肥満に伴うさまざまな病気の治療につながるものとして今後が期待されています。


関連参照:
アディポネクチンの増やし方


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2015年2月24日火曜日

精液検査はプレッシャー? 

不妊治療を受けたいと考えている女性で、夫が非協力的だという話は多いのです。


その最初の一歩である精液検査そのものが最大の関門になっているとしたら、何にも始まらないのです。


精液検査はそんなにプレッシャーなのでしょうか?


男性は「検査結果が悪ければ、俺のせいで妊娠できない」と思い込んじゃうところがある。


男女ともに、数値が明らかになるというのは、いろいろとセンシティブな部分でもあります。



専門家は「精液検査の結果がたとえよくなかったとしても、イコール妊娠できないわけではない」といいます。
  • 精子が少なくても人工授精や体外受精で妊娠できた例もたくさんある。
  • 無精子症でも、手術で妊娠可能なケースもある。
こうした情報を男性自身が知らなさすぎるのも不幸な話です。
実は、いまは医療技術でフォローできるのです。



関連参照:
男性不妊症の問題

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「ドローン」がやってきた

小型で高性能マルチコプター「ドローン」が話題だ。

回転翼が複数ある「マルチコプター」という小型の電動無人ヘリコプターが注目を集めているのだ。


空を飛ぶ無人機の総称である「ドローン」とも呼ぱれ、コンピューターを搭載して頭脳は明晰。優れた制御システムをもっている。


GPSの情報をもとに姿勢を自動的に制御するし、逐一変わる風向きにも瞬時に対応し、モーターの回転数を調整するなどかなりの優れものなのだ。


空撮や物資輸送、測量、防犯、災害救助などの新たな手段として活用が広がりつつあり、出番は広がりそうである。
 
機体は商用なら1メートル前後の大きさのものが多く、樹脂や炭素繊維など軽くて強い材料で作られている。

位置や高さを割り出すためのGPS(全地球測位システム)の受信機、速さや機体の傾きなどを測るセンサーが搭載されている。


マルチコプターに詳しい千葉大のロボットエ学の野波健蔵教授はこう説明する。

「機体にはコンピューターが載っており、GPSなどの情報を基に回転翼や機体の姿勢などを自動的に制御する。このため、無線による遠隔操縦は比較的簡単だ」


開発を進める新興企業のブルーイノペーション社は

「機体が浮かび上がる原理は竹とんぼと同じ。回転翼を速く回すことで、機体を浮き上がらせる揚力が発生し上昇する」

と原理を説明する。

  
前方に進む時は、機体の後ろ側の回転翼の回る速さを前側より上げて機体の姿勢を前に傾ける。

機体には時計回りと反時計回りの回転翼が交互に取り付けられており、コンピューターがこれらの回転翼の回る速さを調節し、目的の進行方向に変えるという。

  
なぜ今、活用が広がっているのでしょうか。

マルチコプターに使うセンサーなどの電子部品が高性能化するとともに、搭載する電池の容量が増えたことが背景にある。

電池の容量が増えたことにより、飛行時間は最大30分程度に延び、多用途で実用レベルになってきた。
  
また、海外を中心にメーカーか増えで価格競争が進んでいる。

中国のメーカー「DJI」日本法人によると、空撮用のカメラを搭載した機種は16万円台からあるといい、価格的にも個人で手が届くようになってきた。




関連参照:
ドローンとは何か
ドローンの記事2本
http://drone-movie-collection.blogspot.jp/




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2015年2月21日土曜日

子孫拒否や体液恐怖もある!


親の厳格な教育によって、射精に対する恐怖感を抱く人がいますが、この恐怖感の出所も人それぞれで異なるようです。


こんなケースもあります。
 

子孫拒否というのは、なんらかの事情あるいはトラウマによって、自分の子供が生まれることに恐怖感を抱き、射精できなくなるケースです。


遺伝的な病気をを恐れて、という人もいれば、心の奥底では
「自分に子育てができるかどうか心配」という不安感から射精できなくなる人もいるようです。


また、こんなケースもあります。

ダンナさんが若い頃に何人かの女性を妊娠させて、中絶させてしまった経験があり、その後結婚した奥さんとのセックスで射精できなくなっている、という話です。

また、ある男性は、もともと近所の女性とよくセックスをしていて、
その女性から「絶対に射精しないで!」と言われ続けてきたために、射精できなくなったそうです。

近所の女性というのもなかなか特殊な性体験ではありますが、人には人それぞれの性遍歴があり、射精できない理由にもいろいろあるのです。

 
他にも、体液恐怖症などもあるそうです。

妻を愛するがあまり汚したくないと思うのか、性的なものに嫌悪感や恐怖感があるのか、その背景は計り知れません。

精液を放出すること自体に恐怖感を覚えるとなると、その恐怖感の根本を取り除くカウンセリングが必要になります。


関連参照:
男性不妊の問題  

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2015年2月18日水曜日

ひとりでないと射精できない!

セックスは基本的にふたりでするものですし、子作りという共同作業もふたりでするものです。


ところが困ったことに、ひとりでないと射精できない、という男性もいます。


奥さんがいたら射精できない、というのはかなり問題です。



その根本には、
  • 「セックスを完遂できるかどうか」という不安や
  • 「妻に対して必要以上に気を遣う」
場合もあるようです。

 
そもそもマスターベーションの場合は、誰かと一緒にするなんてことは普通ありえません。

男性も女性も、マスターベーションはひとりでするのが当然です。


ただし、その状況、感覚がセックスにも及んでしまうと、どうしても射精まで至ることができなくなることがあります。


緊張だったり、不安だったり、気遣いだったり、プライドのようなものもあるのかもしれません。
 
考えてみたら、人間のセックスは特殊ですよね。


他の動物と何か違うかというと、有名なのは
  • 「発情期がない」という話です。
そして、もうひとつは
  • 人前でしない」、つまり隠れて行う、という点です。

動物は隠さずに、公衆の面前で平気でセックスをしますよね。でも人間は隠すのです。

 
理性が働きますし、恥ずかしいという感情があるからこそ隠すのですが、セックスにおいてもその感覚をひきずってしまうとなると、問題です。


究極の個人主義と言えるのかもしれませんが、ひとりでないと射精できないと言われたら、女性はかなり困惑するのです。



関連参照:
男性不妊の問題


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2015年2月15日日曜日

AVなら射精できる 



女の人に怒られそうな、射精障害の原因をご紹介します。


これはは、「AVアディクション(依存)」によって射精できない男性がいるということです。


簡単に言えば、「アダルトビデオの観すぎ」というものです。


大まかに言えば、AVを客観的に観ているときであれば射精できるが、いざ自分か主体となってセックスをする立場になると射精できない、というケースです。


もちろん、これはAVだけが悪いのではなく、その心理的背景には人それぞれの理由があるのでしょう。


また、性的に興奮する対象が特殊な場合も、普通のセックスでは射精できなくなることもあるようです。

アニメなど二次元のキャラクターなどを相手にマスターベーションをしていたら、生身の人間である女性に興奮しなくなるケースもなんとなく想像できます。

さらには、フェティッシュな性的嗜好や一般的なセックスとはかけ離れた映像ばかり観てしまうと、そうした現実離れした行為でしか性的興奮が得られなくなって、射精できなくなるといいます。

 

昔はセックスに関して、先輩や年長者、経験者から教わっていく慣習があったが、今はそういうものがない、という指摘もあります。


昔は悪い先輩がいて、こういうことをこっそり教えてくれたりしたんだそうな。


それこそ「筆おろし(初体験)はこうするもんだ」といった類の話を諸先輩方が教えてくれる時代だったのでしょう。
 
でも今はそうした性的な話題はタブーになっているのでしょうし、若い世代でさえもセックスに関することを先輩や友達が教えてくれたなんて記憶はないでしょう。


今の時代、そうした情報が手に入るのは悪くないことですが、要らない情報、間違った知識、極端なケースも同時に入手できてしまうのです。


まさに両刃の剣なのです。



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男性不妊の問題


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2015年2月9日月曜日

病気や薬の影響で射精できない

早い・遅いだけではなく、脊髄損傷など射精中枢や神経系の原因があって射精そのものができないケースもあります。


また、薬の影響で射精できない場合や、解剖学的な異常によって射精できない場合もあります。

 
たとえば、糖尿病になると、射精時に膀胱頚部の閉鎖ができなくなるのです。

本来ならここが閉まって、精液がペニスの先に送られていくわけですが、開いたままになってしまう。

そうなると、精液が膀胱のほうへ逆流してしまうことがあるのです。

これは「逆行性射精」と言います。
 
また、前立腺肥大の治療薬で「ユリーフ」という薬があります。

この薬には射精の第一段階である「前立腺や精嚢のほうへ精液を送り込む」ことができなくなる副作用があります。

精液を外に出そうとする律動は起こるのですが、精液が送られてこないのです。

この薬によって体にどんなことが起こるのか、自分で確かめた人がいます。

実際に服用してマスターペーションをしたのです。

「そうしたら本当に、出ない!」精液が出てこないのです。

射精に伴う律動、つまりビュッビュッという感覚はあるのですが、精液が出てこないため、スカーツスカーツとなるのです。

空気が出てくるような、なんとも言えない空振り感。

出るべきものが出ないというのは、本当に気持ちが悪いものです。

翌日も同様にマスターベーションをしても出てこなかったので、さすがに焦りました。

3日目には無事に射精できましたので、安心した、と述べています。
 
射精のしくみは非常に緻密で、段階的な作用があります。

神経や血管の病気、あるいは薬によって、この作用が起こらなかったり、誤作動を起こしてしまうこともあるのです。

「普通に射精できない」陰には、なんらかの異常があると考えてもいいでしょう。
 
ただ、こうした例は非常に少ないです。

ある調査では、大多数が早漏や遅漏であり、しかもそのうち77%は膣内射精障害でした。


関連参照:
男性不妊の問題
http://kore-ii.mobi/danshi-hunin/category15/

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2015年2月6日金曜日

誰もが射精できるわけではない?!


勃起障害はEDという呼びやすい名前と、バイアグラなどの勃起改善薬の普及のおかげでかなり有名になりました。

知らない人、聞いたこともないという人はほとんどいないのではないでしょうか。

また、治療法もある程度確立されてきたため、泌尿器医の間ではそんなに難しい病気ではないと認識されています。

 
ただ、射精障害となると、まだまだマイノリティの域を出ません。


なぜなら、射精そのもののやり方を誰も教えてくれないからです。

どのようにして射精するのが普通なのか、あるいは正常なのか、そんなことは親も兄弟も友達も教えてくれません。

射精が早すぎる、あるいは遅すぎる、というのも、他人と比べることが出来ませんから、何が基準なのかもわかりません。

女性が教えてくれるはずもないし、もし女性から指摘されたとしたら、かなり傷つきます。

それが性的なトラウマになる可能性もあります。

そもそもマスターベーションやセックスの方法なんて、面と向かって教わるものではありませんから、当然のことです。

ただ、若い頃から自己流の射精で済ませてきた人が、いざ結婚して子作りをしようとしたとき、はたと困ってしまうケースが増えています。

自分の射精が「普通ではない」「異常である」と気づいたときには、長年のクセや習慣によってすでに改善が難しくなってしまうのです。

成人男性は当たり前のように射精ができる、セックスができると思われていますが、実は
「射精できない人、セックスできない人」は全国各地にたくさんいます。

受診まで至っていないけれど、悩んでいる人も含めれば、相当数の射精障害が存在すると思われます。
 
さらに言えば、男子の性教育はとにかく遅れていますから、若年層には「射精障害予備軍」も山のようにいるのではないかと予測できるのです。


関連参照:
男性不妊の問題
http://kore-ii.mobi/danshi-hunin/category15/

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2015年2月3日火曜日

衝撃波でEDが治る

勃起改善薬を服用しても効果が出ない人には、医療用の衝撃波による治療法もあります。


衝撃波は、尿管結石などの治療でよく使われる治療法です。衝撃波を当てることで結石を細かく砕き、体外に排出させるものです。
 
実は、弱い衝撃波(低強度衝撃波)には血管の成長を助ける働きがあるそうです。

これをペニスの海綿体に当てると、血管の成長が増進され、勃起改善ができるというのです。


大きな病院の泌尿器科には、尿管結石治療用の衝撃波の機械が置いてありますが、ED治療に使用できる機械を採用している病院もあります。

ただし、すべての人が受けられる治療ではなく、血管関連以外の原因でEDになっている人や、ある種の病歴や手術歴などかおる人は受けられません。

また、漢方薬による治療もありますので紹介しておきましょう。

患者さんの体質の合わせて選ぶため、個人差はありますが、ED治療には「紫胡加竜骨牡蛎湯」が有効です。
 
これは性低下の改善に使うこともあります。

この漢方薬は抗酸化作用が注目されていますから、精子老化予防にも役立つかもしれません。


関連参照:
男性不妊の問題  

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