2015年4月17日金曜日

サプリメントは体に悪い?

日本でも近年、健康のために、サプリメントを取り入れる人が増えているという。

サプリメントはカロリーがほぼゼロだ。

食事を減らし、足りない栄養をサプリメントで補えば、健康的にダイエットができると考えている人も多いのではないだろうか。
 
しかし、食品に含まれる栄養と、サプリメントの栄養は、別物である。サプリメントは、ある一つの成分だけを濃縮したものだ。

一つの栄養素だけを一度にたくさん摂取すると、体はうまく吸収できない。
 
例えば、アーモンドなどのナッツ類に多く含まれるビタミンEは、サプリメントによる摂取では、効果的に働かない。

ビタミンEの吸収には、ナッツに含まれる良質な脂肪(不飽和脂肪酸)が、必要不可欠であるからなのだ。

サプリメントでビタミンEを摂っても、大部分は体内で使われることなく、尿として排出されてしまう。
 
ビタミンEを摂ろうと思えば、サプリメントを飲むより、アーモンドを食べたほうがずっといい。

これは、すべての栄養で言えることだ。
 
同じ栄養なら、食品から摂るほうがはるかに効率的なのである。
 
健康意識の高まりを受け、サプリメントは日本でも年々売り上げを伸ばしている。
 
ドラッグストアやスーパーには、ビタミン、ミネラルなど栄養を補うもの、コラーゲンやピフセッタなど美容効果をうたったもの、L-カルニチンや酵素などダイエットを目的としたものまで、豊富な種類が並んでいる。

従来の錠剤タイプ以外にも、お菓子感覚で簡単に食べられることをうたった商品も多い。


関連参照:
サプリメントとの付き合い方  
遺伝子検査で何がわかるのか?
ビタミン・ミネラル活用事典
健康ライフのヒント集
スリムさんの感想



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