2014年12月20日土曜日

炭水化物を抜いても体脂肪は落ちない

炭水化物について誤解されていることがあります。

炭水化物を摂りすぎると、体脂肪が増える→脂肪になる、というmものです。
 
炭水化物を完全にカットすると、確実に体重が落ちるので、その反対に食べると体脂肪が増えるというイメージがあるのでしょう。

炭水化物を絶食すると体重が落ちるのは、体内の水分量が増えないからなのです。
 
炭水化物(糖質)1分子に対して、水分子が3つ結合します。


これは、糖質1gに対し、水が3g吸着するということです。したがって、炭水化物を摂らないと、体内の水分量が減るため体重が落ちるのです。

決して、脂肪が落ちるわけではありません。

ラーメンを食べた翌日、体重がI~2㎏増えていて驚いた経験はありませんか?

これはラーメンを食べて急激に体脂肪が増えたのではなく、炭水化物を摂って体内の水分量が増えたのに加え、塩分が高いためたくさん水分を摂取した結果、体内水分量の増加が体重に跳ね返っているのです。

もちろん、カロリーオーバー分は体重に反映されますが、1食のラーメンで体脂肪が1~2Kg増えることはありません。

つまり、炭水化物の摂りすぎが即、体脂肪増加につながるわけではないのです。

実際、通常のたんぱく質摂取量から、多少多く摂取したところで、すぐに脂肪が蓄積されるのではないことが研究の結果わかっています。
 
炭水化物抜きの効果よりも、炭水化物を適量摂取する効果のほうが大きいのです。
 
炭水化物(糖質)をはじめとする栄養をバランスよく摂って、脳とからだにエネルギー補給し、1日を活動的に過ごす。

とくに運動をしなくても、1日のなかで、

階段を使う 
たくさん歩く 
座りっぱなしでいない

こうした生活スタイルが身についてしまえば、それだけでエネルギー消費量が上がり、「太りにくいからだ」になります。


関連参照:
ビタミン・ミネラル・便利事典
サプリメントとの付き合い方 
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方 

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