2014年12月8日月曜日

「楽しんで食べる」こと

時間をかけて、「楽しんで食べる」のがいいのだ。

よく噛んで食べれば、自然に食時の時間も長くなるでしょう。

忙しいビジネスマン、が昼食にかける時間は平均10分程度とか。

こんなあわただしい食生活では、せっかくの食事も満足感が得られません。
 
満腹中枢が刺激されて働きだすのは、食べ始めてから20分経過したあたりからなのです。


ゆっくりと20分以上、時間をかけて食べれば、満腹中枢が働くので食欲が抑えられますが、10分程度で食べ終わると、いくらでも食べてしまうので、太りやすいことも気がかりです。

よく、「早食いは太る」といわれますが、それにはこうした理由があるわけです。
 
体には体内時計があり、そのリズムによって口内変動があることはよく知られています。
最近では、たとえば抗がん剤なども日内変動に合わせて、もっとも吸収されやすい時間帯に投与するクロノテラピー(時間治療)が試みられるようになり、成果を示しています。


消化、吸収、排泄にも日内変動があります。早朝から昼ごろまでは排泄、昼から夜の8時ごろまでは消化、それ以降~翌早朝までは吸収に適した時間であることがわかっています。
 
この体内リズムに合わせて考えると、朝食はとらなくてもよいくらいで、とるならばごく軽めで。
昼食は栄養豊富で、ハランスのとれた食事をしっかりと。夜は栄養価の高いものは控え、高たんぱく食を少なめに。夜の8時以降は炭水化物はできるだけとらない、という食生活がベストです。
 

食事内容のバランスは、食卓の彩りでチェックする方法が簡単です。

おかずを見て、白・黒・赤・黄色・緑と五色そろっていれば合格。
は豆腐など。黒はゴマや海藻、
は魚や肉、野菜。黄色・緑は野菜類です。
さらに海のものと山(陸)のものが食卓に並んでいるかどうかもチェックしましょう。
外食ならば、できるだけ小皿料理が多いものを選ぶようにすれば、およそのバランスはとれるでしょう。
 
何より大切なのは楽しく、笑顔にあふれた食卓であることです。
 
「真の人間性にもっともよく調和する愉しみは、よき仲間との愉しい食事である」
 
このカントの言葉にあるように、家族や親しい友、仲間と囲む幸せな食事は脳内ホルモンの分泌を促して免疫力を高める効果もあり、心身の健康にいちばんよいものだといえるのです。


関連参照:
ビタミン・ミネラル・便利事典
サプリメントとの付き合い方 
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方 

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