2014年12月26日金曜日

雑穀を主食にすると、日本人は元気になる!

実は、日本人は決して米食民族ではなかったという研究があります。


『日本の自然と農業』(山根一郎著)という本の中には「米2~3割に麦、ヒエ、アワなど雑穀が二種、三種と混ぜられ、さらにダイコン、あるいはイモやワラビ、豆などがカテ(補助)として加えられる。


そしてソバやイモ、トウモロコシなども、たとえば朝飯として用いられた。これもまた主食の一部なのであった。


主食物だけについてみてもこういういねば雑食形態をとっていたのである」とあります。

そして日本民族の大半は雑穀食を基本にすえ、魚介類、海藻、野菜類などをそれに組み合わせた「雑食民族」であるといいきっています。


こうして考えてみると、白米や玄米などを食べている現代が違うのであって、実は雑穀を中心にした主食に戻すのが、本来の日本人に合った食生活なのではないでしょうか。

だからこそ、主食として、そば+α、そばがき、酸化しない技法で作られた雑穀パン、さつまいもなどをおすすめしたいのです。
 
中でも、そばは、繊維質を4.3%と多く含んでいますが、それ以上の繊維効果があります。

「レジスタントプロテイン」といわれるプロテイン(たんぱく質)が存在するからです。

これはなかなか消化されないため、繊維効果がより増えるという利点があります。

通常、食品中に含まれるたんぱく質は体内で消化酵素によって分解され、アミノ酸として腸管から吸収されます。

しかしレジスタントプロテインは消化酵素による分解を受けにくく、栄養源としては吸収されにくいのですが、コレステロールを低下させるなどの作用があります。

ルチン(カロテノイドの一種)も多く、抗生活習慣病作用も認められています。

というわけで、そばをたくさん食べましょう。



関連参照:
ビタミン・ミネラル・便利事典
サプリメントとの付き合い方 
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方 

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