2014年8月27日水曜日

アルツハイマー型認知症の予防

アルツハイマー型認知症の予防法に関する研究でちょっとユニークな報告があります。


「1日30分以内の短い昼寝が、アルツハイマー型認知症の発症リスクを減らす可能性がある」というものです。


アルツハイマー型認知症の患者401人とその家族305人に、飲酒、喫煙、趣味の有無などの生活習慣を過去10年にさかのぼって回答してもらった結果、1日30分の昼寝をする習慣のある人は、ない人に比べ、アルツハイマー型認知症の発症リスクが5分の1に低下していたのです。


さらに、アルツハイマー型認知症の発症リスクを高めるアポリポタンパクE4遺伝子をもつ人でも、昼寝によって発症リスクは10分の1にまで低下していると言います。


ここでのポイントなのですが、その研究している医師が指摘しているのは

「30分以内の浅い眠りには、脳をすっきりさせたり、もつれた記憶の糸を解きほぐしたりする作用があります。電車のなかで、ついうたた寝をしてしまい、気づいたら10分経っていたという眠り方がもっとも理想的です」

という点です。おもしろいですね。わかるような気がしませんか?

ついでに、運動については、最新の研究では、有酸素運動と無酸素運動を合わせて行うのがよいとされています。

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