その働きはふたつです。
ひとつは、脳の中に記憶と思考にかかわるアセチルコリンの合成にカルニチンが欠かせない役割をはたしているということです。
カルニチンの摂取でアセチルコリンの量が増えるのです。
もうひとつは、神経栄養因子のような働きをすることです。
神経が活性化され、死にかけていた神経繊維や脳細胞が死ななくてすむようになるのです。
ですから、年をとると減っていく脳細胞にカルニチンを与えると、脳細胞を減らさない、ぼけない脳をつくるというわけです。
カルニチンは、牛肉にも豚肉にも含まれていますが、一番多いのが羊の肉です。
牛肉の約3倍、豚肉の約9倍もあります。
部位としては、赤身の活発に動く足の部分です。
若い人は元々カルニチンを身体の中にもっていますので、たくさん摂る必要はありませんが、中高年は、積極的に摂った方がいいのです。
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