本来の年齢より早いスピードで老化が進む「早老症」のニホンザルを世界で初めて見つけたと、京都大霊長類研究所の高田昌彦教授らが発表したことが大手新聞に出ていました。
霊長類の早老症は、これまでヒト以外では見つかっていなかったのです。
高田教授らは今後、原因を解明し、老化の仕組みの研究に役立てたい考えだといいます。
米科学誌にその論文が掲載されたようです。
同研究所によると、ニホンザルは25歳ごろから老齢を迎え、40歳くらいまで生きるという。
しかし、2010年5月に同研究所で生まれた雌は、生後8か月の子ザルの段階で、顔などがしわだらけになった。
通常なら20歳以上で見つかる白内障も、生後10か月で発症した。
1歳4か月で脳の萎縮が確認され、2歳で糖尿病の傾向を示した。
こうした症状は、人の早老症とよく似ているといいます。
人の早老症では、6個の原因遺伝子が判明している。
だが、このサルでは、この6個の遺伝子のほか老化に関連する16個遺伝子も調べたそうですが、異常は見つからなかった。
サルは3歳2か月になった13年7月、老化と無関係に消化器の病気で死んだが、組織や細胞は、冷凍保存されています。
同研究所では、残った細胞などからiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作って原因となった遺伝子を突き止めていく方針だといいます。
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