健康な脳をつくり、精神的能力を高めるには
まず、ビタミンB群が欠乏すると、精神や神経に障害が生じるのですが、ビタミンB群全般を投与すると、神経の働きがスムーズになって、精神的能力が全体的にアップし、記憶力、集中力、学習能力などが向上します。
栄養補給食品で質のよいビタミンB群複合体をとるとよいのです。
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ビタミンCを多くとると知能指数が上昇します。
ビタミンCが脳内組織の若さを保ち、代謝を活発にするからです。
少なくとも、一日に500ミリグラムのビタミンCをとるようにしたい。
・ビタミンEは 脳内で、とくに大量に必要な酸素の供給を活発にし、脳の細胞膜を保護し、脳に過酸化脂質であるリポフスチンが沈着して、脳の働きが低下するのをふせぎます。
一日に50ミリグラム以上とるようにしたいものです。
ビタミンFともよばれる不飽和脂肪酸の
リノール酸やリノレイン酸とコリンやイノシトールを含んでいるレシチンは神経細胞中に多く、細胞をつくったり神経伝達のために働いているので、脳の働きを順調にし、能力を高めるのに欠かせないものです。
コリンからつくられる
アセチルコリンは、大切な神経伝達物質の一つである。大豆からつくられた
穎粒状のレシチンがとりやすい。
・カルシウムというミネラルは神経作用を高めるが、不足すると落ち着きがなくなり精神不安に陥る。
カルシウムの働きはビタミンD(日光で体内合成)やマグネシウムに依存もしています。
したがって、Dやマグネシウムが不足しても同様な症状が生ずることがあります。
一日に必要なカルシウムの摂取量は0.6グラムです。
亜鉛は神経細胞の活性を高める。また、神経細胞を傷つける水銀、カドミウム、鉛など有害金属の影響をおさえ、体から排出させる働きをしています。
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亜鉛を一日に15ミリグラムはとりたいものです。
ミネラルをまとめた栄養補給食品を利用することもあります。
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鉄不足などで生ずる脳の機能低下、疲労をふせぐ必要があります。
糖分:砂糖の過食はストレスとして作用し、それをくりかえしていると低血糖症になって、イライラや
精神不安や異常に陥ることあります。
また、砂糖はからだのなかで、カルシウムを消費するので、その面からも精神の不調をもたらします。
したがって、お茶類や料理に砂糖を加えるのをひかえ、甘すぎる飲料、菓子類はできるだけ□にしないことが大事です。
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ストレスと血管の老化は、脳細胞を破壊する原因となります。
脳の細胞はひとたび破壊されると、もとには戻りません。
一日に万余の脳細胞が死滅しているといわれていますが、栄養不足の上にストレスが重なると血管の老化などで脳細胞の死滅が促進されるので注意しなければいけません。
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栄養のバランス:インスタント食品、加工食品、外食を続けると食品添加物の影響もあって栄養失調になりやすく、精神力を後退させる原因になることが多いので、これらの食品を食べる量を極力減らす必要があります。
関連参照:
サプリメントとの付き合い方
「加齢」との付き合い方
アディポネクチンの増やし方
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川村明宏のジニアス記憶術
●音痴解消