2014年7月11日金曜日

インプラントの歴史


インプラント(人工歯根)治療が普及しだしたのは最近のことですが、実はその治療の歴史は古くてローマ時代の人骨から鉄のインプラントが見つかっていた、といいます。

さて、インプラントには条件としてはこんなことが求められます。

噛む力に耐える十分な強度
骨との親和性がある
・害のない材質
・腐らない材料

この条件を満たすために、これまでコバルトクロムやアルミナ、アパタイトなどの材料が試されてきましたがこの4つの条件を満たすものではありませんでした。

1950年代に入り、スエーデンで行われた動物実験から、偶然、骨と親和性の高い物質は「チタン」であることがわかりました。

チタンは、4つの条件をすべて満たし、しかも骨と結合する性質を持っていました。


そこで、チタンでネジを作り人工歯根の治療として行う臨床試験を経て現在に至っています。



日本でチタン製のインプラントが採用され始めたのは1983年からのことです。


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