年をとったから筋肉が衰えても仕方がないとは言い切れないのです。
「筋肉の衰えと年齢は関係ない」ということを、運動などのトレーニングの現場にいると痛感できるようです。
とくに女性の場合は、顕著にあらわれます。
たとえば、10代後半のモデルさんと、定期的に筋トレを続けている60代の女性との比較。
トレーニングを積んでいる60代女性は、やすやすと20回、30回の腕立て伏せができるのに、モデルさんのほうは、成長ホルモンがもっとも活発に分泌されている年代にもかかわらず、1回もできませんでした。
こうしたケースをたくさん見ていると、筋肉が衰えるのは老化現象ではないことがはっきりとわかります。
逆にいえば、これまでまったく運動経験のない人でも、「運動をしよう」と思い立ち、40歳からでもトレーニングを始めれば筋肉量は増えていきますし、さまざまな老化現象(疲れやすい、太りやすい、肩こり・腰痛などからだの不調が出やすいなど)に悩まされることもなくなります。
すでに、こうしたからだの悩みを抱えている方も多いでしょう。でも、老化現象の大きな要因である筋肉は、いくつであっても鍛えてあげれば、必ず成長します。
筋肉がついてくると、からだが思いがけないほど快調になり、脂肪がつきにくくなります。持久力が出て、粘りもきくようになります。
筋トレというと、なんだか激しいトレーニングをしなければいけないように聞こえるかもしれませんが、よく見ると日常のちょっとしたすきま時間、あるいは通勤などの移動中でもできる簡単なエクササイズばかりです。
ぜひ、―日のなかに5分でも10分でも運動習慣を取り入れて、筋肉を維持し、老化知らずの若々しいからだを手に入れましょう。
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